倍賞千恵子×藤竜也×市川実日子で“泣ける”夫婦の漫画を映画化 「初恋」2019年春公開
2018年4月27日 05:00

[映画.com ニュース] 西炯子氏による人気漫画「お父さん、チビがいなくなりました」が、「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」のタイトルで実写映画化され、倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子が共演することがわかった。
原作は、映画化もされた「娚の一生」などで知られる西氏が、老夫婦の秘めた思いを描いた漫画。「増刊フラワーズ」に掲載され、読者からは「泣ける」「こんな愛のある夫婦になりたい」など多くの声が寄せられた感動作だ。「毎日かあさん」「マエストロ!」などの小林聖太郎監督がメガホンをとり、「人のセックスを笑うな」「月と雷」の本調有香が脚本を執筆する。
3人の子供が巣立ち、人生の晩年を夫婦ふたりと猫1匹で暮らしている結婚44年の勝と有喜子。平穏な暮らしを送るなか、有喜子は娘・菜穂子に「お父さんと別れようと思っている」と打ち明ける。妻はなぜ、離婚を言い出したのか。その言葉を受けた夫が、妻に伝えることとは……。そして時を同じくして、有喜子の心の拠り所だった猫・チビが姿を消してしまう。
倍賞は夫に尽くしながら、「自分は愛されているのだろうか」という寂しさを長年抱えてきた妻・有喜子を演じる。「年を重ねてからラブロマンスみたいな作品に出合えたらいいなと、ずっと思っていました。日本では私くらいの年代が主人公のラブロマンス作品って少ないですから」と嬉しそうに述べ、「この作品の台本を頂いた時に、そんな自分の思いにぴったりときました。そして私たちの年代はもちろんですが、もっと若い方々がご覧になっても、結婚や夫婦でいることを考える良いきっかけになる作品じゃないかと思います」と明かした。
藤は無口かつぶっきらぼうな亭主関白で通してきたが、妻から離婚を切り出されると、ずっと心に秘めてきた思いを告白する夫・勝役に。「演じた勝という人物は、こんなにいわゆる亭主関白な人って現実にいるのかなと思うくらい。その匙加減が難しかったですが、小林監督と話し合って調整していきました」と語る。倍賞とは映画初共演となるが、「倍賞さんとは普段から家族ぐるみで付き合いのある友人関係なので、普段の生活をそのまま倍賞さんと送っているような、いい夫婦の雰囲気になっていると思います。ただ倍賞さんを見ていると、ふとその可愛らしさに思わず優しくなってしまうので、小林監督からよくNGを出されました」と振り返り、倍賞も「藤さんとは28年前にやはり夫婦役を演じたドラマ以来ですが、家が割とご近所だったりで親交はずっとありました。藤さんは日本的な頑固さのような雰囲気をお持ちなので、今回のお父さん役、とても似合ってらっしゃいました」と話した。
また、市川は娘・菜穂子に扮しており、「長年連れ添った夫婦、子どもが親を思う気持ち、そして猫と暮らすこと。いろいろな方に楽しんでいただける作品になると思います。子どもが親を思う気持ちって年代によっても変わってくるなあ。でも、ずっと親子で家族なんだ。というようなことを感じながらいました」と思いを馳せた。「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」は、2019年春に全国で公開。
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