「グレイテスト・ショーマン」監督、次回作候補「NARUTO」を語る
2018年4月3日 11:00
[映画.com ニュース]「NARUTO ナルト」のハリウッド実写版でメガホンをとるマイケル・グレイシー監督(「グレイテスト・ショーマン」)が、進捗状況を自ら語った。
VFXアーティスト出身のグレイシー監督は、「グレイテスト・ショーマン」で長編映画デビューを飾った新鋭。2015年には、「NARUTO ナルト」の映画化権を持つライオンズゲートと契約交渉中であると報じられたことで知られている。
このほど、「グレイテスト・ショーマン」のブルーレイ発売のプロモーションで取材を受けたグレイシー監督に対し、Colliderが「NARUTO ナルト」の進捗状況を直撃。すると、「正直なところ、(次の自分の映画になるかどうかは)わからない」と返答している。理由は、「DRAGONBALL EVOLUTION」「ゴースト・イン・ザ・シェル」「Death Note デスノート」、など漫画原作のハリウッド実写版に不満を抱いているからだという。
「人気漫画のハリウッド映画版のほとんどは、原作をきちんと理解していない。もしぼくが『NARUTO ナルト』をやるのであれば、(原作者の)岸本斉史氏を企画開発に引き入れて、彼が映像化に対してエキサイトするような脚本を仕上げることが大事だと思う。この世界を生み出した彼以上に、『NARUTO ナルト』を理解している人はいないからね」
安易なハリウッド版を作らないという点に関しては、映画化権を持っているライオンズゲートやプロデューサー陣も理解しているという。「誰もがこの原作の大切さを理解しているので、ぼく自身も楽しみにしている。関係者みんなが興奮する脚本ができるまでは、クランクインすることはない」
「NARUTO ナルト」は、落ちこぼれ忍者・うずまきナルトが数々の試練を乗り越えていくバトルアクション漫画で、1999年から2014年まで週刊少年ジャンプで連載。テレビアニメや劇場映画、ゲーム、舞台などで展開しており、とくにテレビアニメ版はアメリカでも高い人気を誇る。
PR
©2025 Disney and its related entities