2つの時代のニューヨークを再現 トッド・ヘインズ「ワンダーストラック」特別映像
2018年3月24日 09:00

[映画.com ニュース]「キャロル」のトッド・ヘインズ監督最新作「ワンダーストラック」の特別映像が公開された。1927年と1977年という2つの時代のニューヨークを様々な技術を用いて再現した製作舞台裏が明かされる特別映像が公開された。
マーティン・スコセッシ監督「ヒューゴの不思議な発明」の 原作者ブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説を映画化。1977年のミネソタに住む、母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む、聴覚障害の少女ローズという2人の子供たちを主人公に、見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという2つの物語が交互に語られていく。ベン役を「ピートと秘密の友達」のオークス・フェグリー、ローズ役には自身も聴覚障害を持つ新人ミリセント・シモンズを抜擢。ジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズが共演する。
このほど公開された映像は、富裕層と貧困層が分離されていた1927年と、すべてが無秩序だった1977年という、正反対の特徴を持つニューヨークの街並みを、美術、衣装、撮影、視覚効果それぞれの分野から再現する様に密着。「エデンより彼方に」で美術を手掛けたマーク・フリードバーグや、「キャロル」でアカデミー賞にノミネートされた衣装のサンディ・パウエルと撮影監督のエドワード・ラックマンら、ヘインズ監督が絶大な信頼を寄せるスタッフたちの姿が確認できる。ヘインズ監督は「本作では2つの異なる時代のニューヨークの歴史を同時に見ることができるんだ。心を打つ美しい物語が展開する中で映画的な映像美も楽しめる、あらゆる面において感情を刺激される作品だよ!」と自信をのぞかせている。
「ワンダーストラック」は、4月6日、角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
(C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
関連ニュース





