人種差別に暗殺…激動の米国現代史に迫るドキュメンタリー「私はあなたのニグロではない」予告
2018年3月21日 10:00

[映画.com ニュース]黒人公民権運動の活動家で、いずれも暗殺されたメドガー・エバース、マルコムX、マーティン・ルーサー・キングの3人の軌跡を通して、アフリカ系アメリカ人の激動の現代史に迫るドキュメンタリー「私はあなたのニグロではない」の公開日が5月12日に決定、このほど完成したポスタービジュアルと予告編を映画.comが入手した。
第89回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた本作は、アメリカの作家で公民権運動家であるジェームズ・ボールドウィンの未完の原稿をもとに、ボールドウィンのテレビでの発言や講義などの映像、映画や音楽の記録映像を交えながら、60年代の公民権運動から現在のブラック・ライブズ・マターに至るまで、連綿と続くアメリカの人種差別と暗殺の歴史をラウル・ペック監督が浮き彫りにする。ナレーションはサミュエル・L・ジャクソン。日本では山形国際ドキュメンタリー映画祭201のインターナショナル・コンペティション部門で上映され、優秀賞を受賞。米文学研究者で翻訳家の柴田元幸氏が字幕監修を担当している。
予告編では、黒人が奴隷として扱われていた20世紀初頭から、キング牧師やマルコムXらが登場し、公民権を獲得する60年代、そして未だ差別が終わらない現代の映像を交え、かつて差別が当たり前だった時代から、人々はどのように声を上げ、世界を変えていったのかを切り取った。なお、ボールドウィンが「差別の終わらせ方」を語った言葉は、オバマ前大統領のマドンナがスピーチで引用されている。
「私はあなたのニグロではない」は、5月12日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
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