丸の内TOEIが超高級クラブに!? 現役ホステスたちが「孤狼の血」の迫力に拍手喝さい
2018年3月7日 20:15

[映画.com ニュース] 第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子氏の小説を、白石和彌監督のメガホンで映画化する「孤狼の血」のホステス同伴試写会が3月6日、東京・丸の内TOEI2で行われた。銀座の一流クラブに在籍する現役ホステス、エスコートを買って出た男性の100組200名が観客として招かれ、上映前の舞台挨拶には、白石監督が登壇した。
銀座8丁目の有名クラブ20店から届いた鮮やかな花がずらりと並び、真木よう子演じる美人ママ・高木里佳子の店「club梨子」のゴージャスな世界観を投影させた丸の内TOEI2。夕刻になると、華やかな着物やドレスに身を包んだホステスたちが、男性にエスコートされながら場内へ。「こんなに馨(かぐわ)しい匂いのする試写会は、他にないでしょう!」とMCが言い表すほど、丸の内TOEI2は超高級クラブのような雰囲気に包まれていた。
「海外の監督はみんなセレブなんですが、日本の監督はお金がなかなか稼げないので(笑)。僕もこの映画をヒットさせて、その暁には銀座の色んなお店に行ってみたいです」と笑いを誘った白石監督。「『孤狼の血』という昭和63年の広島を舞台に、『仁義なき戦い』シリーズを作ってきた東映の『今の時代にそんな映画を復活させたい!』という気持ちに乗っかって、僕も本当に去年気合を入れて作りました!」と作品に込めた思いを吐露すると「本当に格好良い男や、極道の世界なので危険な匂いのする男も、たくさん登場します! 最初は目を覆いたくなるようなシーンも多少あるのですが、3分、いや、5分ほど乗り切ってもらえれば、一気に最後まで見ていただけると思いますので、ぜひ、皆さん最後まで楽しんで見ていただければと思います!」と気遣いを見せていた。

上映が始まると、役所広司や松坂桃李といった演技巧者たちの熱量あふれる芝居、食うか食われるかの世界で生き抜く男たちの生きざま、耳にこびりつくような怒号と銃声に、ホステスたちは騒然。だが、エンドロールが流れ、場内の照明が灯されると、作品の完成度の高さに興奮冷めやらぬ様子で、惜しみない拍手を送っていた。
試写会の開催に尽力した銀座のクラブ「ベルベ」のママ・ 高木久子氏は「上映前に監督がおっしゃった通り、最初は3分ほどは衝撃がありましたが、そこから良い形でドキドキが最後まで続きました」と絶賛。さらに「松坂さんと役所さんの役柄の関係に、人間関係がすごく描かれており、これはただの極道映画じゃないなと思いました。“言わない力”を感じました。SNSで何もかもすぐに言ってしまう時代に、言わない、胸に秘める力を感じて、涙が出ました」と感想を述べていた。また、試写会の終了後には、劇中の様々なものをイメージした具材が並ぶ「『孤狼の血』特製弁当」がプレゼントされていた。
「孤狼の血」は、暴対法成立以前の昭和63年、広島の架空都市・呉原が舞台。やくざとの癒着が噂される刑事・大上章吾(役所)と捜査二課の新人・日岡秀一(松坂)が、激化していく暴力団同士の抗争に直面するさまを描く。5月12日から全国公開。
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