暴れ狂う役所広司、絶叫する松坂桃李「孤狼の血」怒号と銃声飛び交う本予告完成!
2018年2月28日 08:00

[映画.com ニュース] 第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子氏の小説を、白石和彌監督のメガホンで映画化する「孤狼の血」の本予告編が、このほどお披露目された。ひと足先に作品を鑑賞したフリーアナウンサー・古舘伊知郎の「『アウトレイジ』に対する東映の答えですね。」というコメントも挿入される映像は、食うか食われるかの世界で“命を焼き尽くす”男たちの生きざまを活写している。
「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された同名小説を映画化。舞台は、暴対法成立以前の昭和63年、広島の架空都市・呉原。捜査二課の新人・日岡秀一(松坂桃李)は、やくざとの癒着が噂される刑事・大上章吾(役所広司)のもと、暴力団系列の金融会社社員失踪事件の捜査に参加。違法捜査も辞さない大上に戸惑いながらも、日岡は経験を積んでいく。やがて失踪事件を機に暴力団同士の抗争がぼっ発し、大上は大胆かつ強引な秘策に打って出る。
本予告では、養豚場にいる大上が「極道を法律でおさえつけたところでなんも変わりゃせんわい。奴らを生かさず、殺さず、飼い殺しにしとくんが、わしらの仕事じゃろが」と日岡に言い放つ場面からスタート。暴行、恐喝はお手の物、やくざすら震え上がる存在の大上。壊滅に追い込もうとしている加古村組の構成員・吉田滋(音尾琢真)の「あんた、狂うちょる…!」の言葉には、「おぅ、狂うちょる。警察じゃけぇ、何をしてもええんじゃ」と大胆不敵に開き直ってみせるなど、異端ぶりが際立っている。
耳にこびりつくような怒号と銃声、血にまみれた男たちが魂と魂をぶつけ合うシーンが連続。尾谷組の若頭・一之瀬守孝(江口洋介)は「極道は顔でめし食うとるんだ」と頑強な態度を崩さず、敵対する五十子会会長・五十子正平(石橋蓮司)は「どっちかが壊れるまで、戦争しちゃろうじゃないの」と宣言するなど、呉原を見舞う危機的状況は回避できそうにない。想像だにしない事態に直面し、焦りの色を隠せない日岡が絶叫し、呆然とするさまをとらえつつ、大上の「正義とはなんじゃ?」という鋭い問いかけで締めくくられる。
「孤狼の血」は、5月12日から全国公開。
(C)2018「孤狼の血」製作委員会
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