シリア北部の街を癒すラジオ局の活動をとらえたドキュメンタリー、5月12日公開
2018年2月18日 08:00

[映画.com ニュース] 20歳の大学生が瓦礫と化したシリア北部の街で手作りのラジオ局をはじめる姿を映したドキュメンタリー「ラジオ・コバニ」が、5月12日から東京・アップリンク渋谷ほか全国で公開されることが決定した。
映画の舞台となるのは、トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街・コバニ。2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となっていたが、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、15年1月に解放された。数カ月にわたる戦闘によってコバニの大半は瓦礫と化してしまった。そんななか、20歳の大学生ディロバンは友人とラジオ局を立ち上げ、新番組「おはよう コバニ」の放送をスタート。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらしていく。
「深く傷ついてきた人々へ希望を与えるドキュメンタリー。未来を築くために立ち上がった、控えめだが力強い人たちの姿を描いている。」(Backseat Mafia)、「戦争の傷跡、復興、希望と愛について苦しみながらも親密に描かれた物語だ。」(Baltic Sea Docs)といった評が寄せられた本作。コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭など、世界各国の映画祭で高い評価を獲得している。
メガホンをとったラベー・ドスキー監督は、短編映画「スナイパー・オブ・コバニ」で世界的にブレイク、同作が第11回札幌短編国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を獲得している。戦死したクルド人兵士の姉に捧げた本作では、地雷や戦車を越えてコバニに赴き、戦地での撮影を敢行。クルド人兵士によるIS兵士への尋問にも立ち会っている。
「ラジオ・コバニ」は、5月12日から東京・アップリンク渋谷、ポレポレ東中野ほか全国順次公開。
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