世界初展示も多数!「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展」4月開幕
2018年2月11日 20:45
[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニー・カンパニーに関連した貴重なコレクションの数々を展示する「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展~ミッキーマウスから続く、未来への物語~」の全国巡回が決定。4月の開幕に先駆け、東京ディズニーリゾートで開催されたディズニーファンイベント「D23 Expo Japan」(2月10~12日)で初披露された。これに合わせ、ウォルト・ディズニー・アーカイブスのベッキー・クライン氏が来日し、報道陣向けの説明会を行った。
米カリフォルニア州バーバンクにあるウォルト・ディズニー・アーカイブスは、ウォルト・ディズニーとウォルト・ディズニー・カンパニーに関する史料の収集、保存、資料調査部門として1970年に設立。ディズニーの歴史全般を網羅し、コレクションの保管以外にも、フィルムメーカーや、パークのアトラクションを生み出すイマジニア、研究者たちのリサーチをサポートする。世界初開催となる本展覧会では、数千点におよぶ衣装や小道具、400万点の写真資料、マーチャンダイズなど膨大なコレクションの中から、約420点の貴重なアイテムが上陸する。
クライン氏が「一番の目玉」と太鼓判を押すのは、世界初公開となるミッキーマウスのスクラップブック。ミッキーマウスに関する記事やアートワークを収めた大型のスクラップブックで、ウォルトが制作した初のテレビ番組「ディズニーランド」で「いつだって忘れないでほしい。すべては1匹のねずみから始まったということを」という名言とともに画面に映し出される本の実物だ。アーカイブスが数年前に個人のコレクターから入手したという。
写真撮影OKのエリアでは、実写映画「美女と野獣」や「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズなどの衣装や小道具、模型などを間近で楽しめる。トム・ハンクス主演で「メリー・ポピンズ」の製作秘話を描いた「ウォルト・ディズニーの約束」に関する展示では、ウォルトの肖像画とそれをもとに制作されたハンクスの肖像画が並ぶなど、アーカイブスの役割や重要性が実感できる。そのほか、ウォルトの蔵書から歌舞伎の書籍がセレクトされており、偉人が抱いた日本文化への関心の強さもうかがえる。
さらに、ディズニーが同社で多大な功績を残した人物を表彰する「ディズニー・レジェンド」を紹介するエリアでは、200人以上のレジェンドの中から、名作曲家のアラン・メンケンや、名優ジュリー・アンドリュースやロビン・ウィリアムズらビッグネームの手形の写真がずらり。また、日本での開催ということで、ディズニーと日本の関係を振り返るパネルや、日本の著名人たちのコレクションなども集まった。
2018年は、ウォルト・ディズニー・カンパニー95 周年、ミッキーマウスのスクリーンデビューから90周年のアニバーサリーイヤー。ディズニーが紡ぎ出した豊かなイマジネーションの歴史を楽しめる展示会はファンならずとも見逃せない。
「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展~ミッキーマウスから続く、未来への物語~」は、4月11日~5月14日に大阪・大丸梅田店15階大丸ミュージアム梅田で開催。その後の開催情報は後日発表される。
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