モスクワ国際映画祭2冠!中川龍太郎監督×朝倉あき「四月の永い夢」5月12日公開決定
2018年2月8日 12:00

[映画.com ニュース] 第39回モスクワ国際映画祭で国際批評家連盟賞&ロシア批評家連盟特別表彰の2冠に輝いた「四月の永い夢」が、5月12日から公開されることが決定。あわせて「かぐや姫の物語」(高畑勲監督作)の主演声優としても知られる朝倉あきが瑞々しい演技を披露する予告編やポスタービジュアル、場面写真がお披露目された。
「走れ、絶望に追いつかれない速さで」の新鋭・中川龍太郎監督が、自らの実体験を踏まえてメガホンをとった本作は、3年前に恋人を亡くした27歳の女性・滝本初海(朝倉)が、心の内に抱えていた喪失感から緩やかに解放されていく姿を描いたヒューマンドラマ。第39回モスクワ国際映画祭では「詩的な言葉の表現と穏やかな映像を通して人生の大事なエッセンスを伝えているプライスレスな作品」と評価され、第19回台北映画祭アジアプリズム部門にも正式出品された。
初海の“光と影”を体現した朝倉に加え、三浦貴大が初海に恋する朴訥(ぼくとつ)で真面目な志熊藤太郎役として出演。演劇団体「マームとジプシー」で活躍する川崎ゆり子、今泉力哉監督の「サッドティー」「知らない、ふたり」に参加した青柳文子のほか、高橋由美子、志賀廣太郎、高橋惠子ら実力派俳優が脇を固めている。お披露目されたポスタービジュアルは、役に扮した朝倉らが写る劇中カット、「春にして死を夢みたあなたが、ずっと嫌いでした。」というコピーが添えられている。
予告編では、音楽教師を辞めてそば屋で働いている初海、染物工場で働きながら個展を開催しようとしている志熊の淡い恋模様を活写。「また会ってくれますか?」という志熊に対して、「そう思ってくれることは嬉しいです」と答える初海だったが、彼女は“恋人の死”という辛い現実を忘れることができない。やがて、恋人の母親から届いた手紙をきっかけに、初海の“止まっていた時間”は動き出す。恋人を失ったヒロインの心の機微をとらえつつ、「世界が真っ白になる夢を見た。私はずっとその四月のなかにいた」という印象的なセリフで締めくくられている。
「四月の永い夢」は、5月12日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
(C)WIT STUDIO / Tokyo New Cinema
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