「15時17分、パリ行き」USプレミア開催!イーストウッド監督、日本のファンにメッセージ
2018年2月7日 19:00

[映画.com ニュース] 「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」を手がけたクリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」の米ロサンゼルスプレミアが2月5日(現地時間)に行われ、イーストウッド監督、出演者のアンソニー・サドラー、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトスが参加した。
2015年に起こったタリス銃乱射事件を題材に、実際の事件に巻き込まれた人物を“本人役”としてキャスティングした作品。554人の乗客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で、武装したイスラム過激派の男が自動小銃を発砲。たまたま乗り合わせていた幼なじみの若者3人が、テロリストに立ち向かっていく。第90回アカデミー賞脚色賞にノミネートされた「LOGAN ローガン」でアシスタントを務めた新人脚本家ドロシー・ブリスカルが、脚本を担当した。
会場には、ムービー&スチール約100台が集結し、米国のみならずフランス、スペインやヨーロッパ各地からもマスコミが取材に訪れるなど、注目の高さをうかがわせた。会場には、イーストウッド監督の息子で俳優のスコット・イーストウッドや娘でモデルのフランチェスカ・イーストウッド、アーノルド・シュワルツェネッガーが駆け付け、盛り上がりを見せた。
イーストウッド監督は、日本のファンに向けて「ぜひ、映画を楽しんで見てもらいたいね。これまでいろんな場所で映画を作ってきて、日本を舞台にした作品(『硫黄島からの手紙』)もある。本作はいままでとは違う手法を取っている。今日はうれしいよ」と語った。本作の映画化に踏み切った理由については、「大きな英雄劇で、すべて真実だし、信念もあるし、我々が知らないことがたくさんあってぜひ皆が知るべきだと思ったから」と述べた。
自分自身を演じた3人は、日本の観客に対して「国や文化の違いは関係ありません。日本の皆さんも、この映画のインスピレーションを共有してもらえればうれしいです」(サドラ―)、「映画を見てくださる日本の皆さん、どうもありがとうございます。我々は国も背景も異なりますが、感じることは同じだと思います」(ストーン)、「僕の兄弟がいま日本にいるんです。だから映画館で僕みたいな人を見つけたら、彼だと思ってください(笑)」(スカラトス)とそれぞれにメッセージを送った。
「15時17分、パリ行き」は、3月1日から全国公開。
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