マーティン・マクドナー監督、「スリー・ビルボード」は「自分史上最も希望に満ちた映画」 : 映画ニュース

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マーティン・マクドナー監督、「スリー・ビルボード」は「自分史上最も希望に満ちた映画」

2018年1月31日 14:00

オスカー獲得にも期待がかかる「スリー・ビルボード」

オスカー獲得にも期待がかかる
(C)2017 Twentieth Century Fox
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[映画.com ニュース] 第90回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞、編集賞の6部門7ノミネートを果たした「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督のインタビュー映像が、公開された。

舞台は、米ミズーリ州の片田舎。7カ月前に娘を殺された主婦のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、抗議のために町はずれに巨大な広告看板を設置。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には溝が生まれ、いさかいが絶えなくなっていく。「セブン・サイコパス」のマクドナー監督がメガホンをとり、オスカー女優のマクドーマンド、「スウィート17モンスター」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」のウッディ・ハレルソン、「月に囚われた男」のサム・ロックウェルが集結した。

アメリカを旅行中に見かけた看板からインスピレーションを得たというマクドナー監督は、「(看板を)掲げたのは1人の母親だと決めた途端に、物語がひとりでに走り出したんだ。そして強い母親のキャラクターが生まれた。タフでないと広告を掲げないからね。それによって大混乱が起きることも分かったうえで、心構えをしている強い女性だ。その設定だけで、冒頭20ページは流れるように出来上がった」と語る。

本作を「私が作った作品の中で、最も希望に満ちた映画だ」と自己分析し、「どのキャラクターも人間性が垣間見えるよう、ありのまま描いた。人間性が感じられると、完全な善人も悪人もいなくなる。だからこそ最初から最後まで、希望が残ったんだと思う。大切なのはありのままに描くことだ」と脚本の極意を明かしたマクドナー監督。

「本作はアイデアと主人公だけで書き始めたので、どんな展開になるか分からなかった。しかし書き進めるにつれ、それぞれのシーンが別の奇妙なシーンへと導いてくれたんだ。(警察署長)ウィロビー(ハレルソン)があんなことになるとは思わなかったし、(ウィロビーの部下)ディクソン(ロックウェル)にも驚いた。彼は物語の中で1番大きく変わるキャラクターだ。だがコメディやダークさは別として、根底にはずっと希望がある。それには撮影中も編集中も驚かされた」と、自分でも思ってもみなかった方向にドラマが転がっていったそうだ。

本作の主人公ミルドレッドにはマクドーマンドを想定して書いたと明かし、「あんな演じ方は他の人にできない。ユーモアも悲劇も演じられる器用さがあって、労働者階級独特の感性も持っている」と絶賛している。

スリー・ビルボード」は、「ジオストーム」のアビー・コーニッシュ、「ゲット・アウト」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」や「レディ・バード」(6月公開)のルーカス・ヘッジズも出演する。2月1日から全国公開。

(映画.com速報)
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