舘ひろし「60 誤判対策室」で熊切和嘉監督とタッグ!古川雄輝&星野真里と共演
2018年1月29日 17:30
[映画.com ニュース] 俳優の舘ひろしが、石川智健氏の小説を映像化する「連続ドラマW 60 誤判対策室」に主演することがわかった。舘がWOWOWドラマに出演するのは「イヴの贈り物」以来12年ぶり、「連続ドラマW」枠では初主演となる。古川雄輝、星野真里との共演で、死刑囚を再調査し、冤罪の可能性を探る組織「誤判対策室」を舞台に繰り広げられる法廷ミステリーに挑む。
定年を控える刑事・有馬英治(舘)、若手弁護士・世良章一(古川)、女性検察官・春名美鈴(星野)が所属する「誤判対策室」。死刑囚の死刑執行というタイムリミットが迫るなか、有馬らが事件の裏に隠されていた真実を暴き出すさまを描く。「海炭市叙景」「 私の男」の熊切和嘉監督のメガホン、「武曲 MUKOKU」の高田亮の脚本によって、濃密な人間ドラマを紡ぐ。
「最初に頂いたプロットが大変面白くて。原作も併せて拝見しましたが、魅力的な設定や、展開、奥深さに引き込まれ、この作品を映像にしたらきっと面白くなるだろうと思いました」と期待を寄せる舘。かつて担当した事件で無実の者を冤罪に陥れた過去を持つ有馬役について「熊切監督からの熱い要望もあったのですが、ヨレた感じの初老の男を演じていこうと思っています。外見的な役作りとしては無精ひげを生やしているのも特徴的です。捜査だけにひたむきに取り組むまっすぐな有馬の、ハードボイルドな年老いた男の生き様をうまく表現できたらと思っております」と明かしている。
初の弁護士役にチャレンジする古川は「慣れない専門用語などが多いですが、30歳になって初めての役が自分にとって挑戦的な役で良かったです。また以前より希望していた、大人の役を演じられることも嬉しいです」と思いの丈を述べると「僕自身こういう作品が好きで、脚本のストーリー展開にどんどん引き込まれました」と告白。検察庁にいち早く戻るべく行動する春名役の星野は「魅力的な原作をさらに磨き上げた台本で、何度も読み入ってしまいました。映像化する気合いを感じ、震えました」と話し、熊切監督と舘とのタッグに喜びを爆発させている。
「シドニー・ルメット監督の刑事物や法廷ものが好きで、いつかそういう渋い方向に挑戦したい」と考えていた熊切監督。有馬のキャラクター像を「過去に囚われているという部分では、僕が今まで描いてきた人物とも通ずるところがあるのですが、舘さんが演ずることによってそこに不思議な軽やかさも加味されていて、放っておけない人物像になっていると思います」と説明すると「とにかく僕は中学生の頃に『あぶデカ』を夢中になって見ていましたから、その方と一緒に作品作りが出来ていることに感慨を覚えつつ、『5時間の映画』と思って存分にこだわって撮っています」と語っている。
原作者の石川氏は「『60』という作品は、膨大な文献を調べるだけではなく、実際に再審開始が決定された死刑囚の方の講演会に参加し、半端なものにはできないと決意して書き進めたものです」と執筆時を述懐。「刑事・検事・弁護士それぞれが持つ正義や矛盾。裁判という限定的な世界で判断せざるを得ない真実と偽りの曖昧さを描きました。作中に描かれた番狂わせが映像になったらどうなるのか、今から楽しみでなりません」とコメントしている。
「連続ドラマW 60 誤判対策室」は、WOWOWプライムで5月放送。全5話。
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