「鈴木家の嘘」ヒロインは新星・木竜麻生!加瀬亮と兄妹役
2018年1月28日 07:00
[映画.com ニュース] 「作家主義」「俳優発掘」をテーマに「滝を見にいく」(沖田修一監督)、「恋人たち」(橋口亮輔監督)などを世に送り出してきた松竹ブロードキャスティングオリジナル映画製作プロジェクトの第6弾「鈴木家の嘘」のヒロインが、新星・木竜麻生に決定した。
映画は、引きこもりの長男の突然の死に直面した鈴木家の混乱と再生を笑いと涙で綴る感動作。木竜扮する鈴木家の長女・富美の兄役を加瀬亮、両親役を岸部一徳と原日出子、叔母役を岸本加世子が演じる。「恋人たち」「『舟を編む」「セトウツミ」など多くの作品で助監督を務めた野尻克己が、自身のオリジナル脚本で劇場映画監督デビューを果たす。
木竜は、瀬々敬久監督の「菊とギロチン 女相撲とアナキスト」(今夏公開予定)のオーディションで勝ち抜き、主人公の女力士役に抜てきされた若手注目株。今回は約400人の候補者をおさえ、ヒロインの座を射止めた。日本を代表する俳優陣との共演に、「もちろん緊張はありますが、これだけのキャストの皆さんとご一緒できることを噛み締めつつも、楽しみながら集中して現場に臨みたいです」と意気込みを語る。
また、今作を「行き場のない人間に一筋の光を指す映画にしたい」という野尻監督は、木竜について「木竜麻生の目は悲しい。だけど、あの悲しい目が笑うとじんわりとあたたかくなり優しい気持ちになる」と語り、「彼女の笑顔はこの世界に光を当ててくれる」と期待を寄せている。
「鈴木家の嘘」は、3月にクランクイン。2018年公開予定。
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