ティモシー・シャラメ、ウディ・アレン最新作のギャラを全額寄付
2018年1月22日 11:00

[映画.com ニュース] 「君の名前で僕を呼んで」でブレイク中の米若手俳優ティモシー・シャラメが、ウディ・アレン監督の最新作で受け取った出演料を全額寄付すると宣言した。
アーミー・ハマーと共演した「君の名前で僕を呼んで」(ルカ・グァダニーノ監督)で話題を集めるシャラメは、ニューヨーク批評家協会賞とロサンゼルス批評家協会賞で主演男優賞を受賞した新鋭。アカデミー賞初ノミネートへの期待がかかるなか、シャラメはすでに撮影を終えているアレン監督作「A Rainy Day in New York(原題)」の出演料をすべて寄付すると発表した。
アレン監督といえば、養女ディラン・ファローが子ども時代に性的虐待を受けたと告白していることから、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ問題をきっかけに#MeToo や Time's Upの社会運動が大きくなっていくなかで、小児愛者として再び非難を浴びている。シャラメが出演した「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督も、女優として「ローマでアモーレ」(2013)に出演したことを後悔していると発言。「今知っていることを当時知っていたら、あの映画に出演することはなかった」。
シャラメはこのほど、自身のインスタグラムに長文の投稿を掲載。「今年はあらゆる物事に対する見方や感じ方が変わりました。とてもスリリングで、ときに啓発されることのある学習体験でした。現時点での僕は、若手俳優として自分が尊敬するベテラン俳優のようなキャリアを築こうと心がけてきました。でも、過去数カ月間、不正や不平等、なによりも、沈黙していることをやめようという力強い社会運動が芽吹くのを目の当たりにして、仕事選びの条件がいい役柄という一点だけではなくなりました」。
そのうえで、アレン監督作品の出演料をTime's Up、ニューヨークLBGTセンター、RAINN(Rape, Abuse & Incest National Network)という3つの慈善団体に寄付すると宣言。「僕は、すべての人が尊敬と威厳をもって扱われるようになるために戦う勇敢なアーティストたちと肩を並べる価値がある存在になりたいと思います」。
ちなみに、「A Rainy Day in New York(原題)」には、シャラメのほか、ジュード・ロウ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスら豪華キャストが出演している。
関連ニュース
【本日配信】ジュリア・ロバーツ、アンドリュー・ガーフィールドらが豪華共演! ルカ・グァダニーノ監督による心理スリラー、予告完成
2025年11月20日 12:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー