パトリシア・ハースト誘拐事件をジェームズ・マンゴールド監督が映画化 エル・ファニングが主演か
2017年12月19日 11:00

[映画.com ニュース] 「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」「LOGAN ローガン」のジェームズ・マンゴールド監督が、1974年に発生した、新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの孫娘パトリシア・ハーストの誘拐事件を描く新作で、メガホンをとることがわかった。
米バラエティによれば、本作は2016年に出版されたジェフリー・トゥービン著の回顧録「American Heiress(原題)」を題材にした作品で、映画のタイトルは未定。原作の映画化権を獲得した米フォックス2000とマンゴールド監督は、主人公パトリシア役にエル・ファニングを希望しており、現在交渉を進めているという。脚本は、「ビッグ・アイズ」(ティム・バートン監督)のスコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキー、マンゴールド監督が執筆している。
1974年当時19歳だったパトリシアは、恋人と一緒にいたところを左翼の過激派組織に拉致されたが、その2カ月後、同じ組織が起こした銀行強盗事件の犯人のひとりとして防犯カメラに映っていたことが発覚。またパトリシア自身も、組織のメンバーとなったという声明を出して世間を騒がせた。
その後パトリシアは逮捕されるが、犯人たちに洗脳されたとして無罪を主張。しかし有罪となり35年の実刑判決が下され、22カ月にわたって服役したが、莫大な保釈金を払って釈放された。この事件は、ストックホルム症候群の一例としても知られている。
パトリシアは出所後、警察官と結婚してソーシャライトとして活動しており、また「シリアル・ママ」ほかのジョン・ウォーターズ監督作品に端役で出演している。
マンゴールド監督は、仏映画「ラスト・ボディガード」(2015)のハリウッドリメイク版や、ニューベリー賞作家キャサリン・アップルゲイトの児童書「クレンショー(原題)」の実写映画化、「LOGAN ローガン」スピンオフでミュータントのX-23に焦点をあてる「ローラ(仮題)」といった新作を複数抱えているが、このパトリシア・ハースト誘拐事件の映画化企画が次回作になると見られている。
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