カトリーヌ・ドヌーブの女優人生を振り返るポスター展開催
2017年11月23日 09:00
[映画.com ニュース] フランスを代表する2大女優カトリーヌ・ドヌーブとカトリーヌ・フロが初共演する「ルージュの手紙」の公開を記念し、ドヌーブの過去作のポスターを展示する「カトリーヌ・ドヌーブ ポスター展」が、東京・シネスイッチ銀座で開催されている。
ポスター展では、ドヌーブの60年にわたる女優人生を振り返る。1960年代作品からは「昼顔(1967)」や「幸せはパリで」、70年代作品からは故マルチェロ・マストロヤンニと共演した「哀しみの終るとき」をはじめ、「赤いブーツの女」「恋のモンマルトル」などのポスターを掲出。さらに、ドヌーブを一躍世界的スターに押し上げた「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」公開当時の貴重なプレス資料なども展示されている。
「ルージュの手紙」は、ある日、優秀な助産師だが融通がきかず生真面目なクレール(フロ)のもとに、自由奔放に生きる血のつながらない母ベアトリス(ドヌーブ)から「会いたい」と書かれた手紙が届く。クレールは、過去に父を捨てて自殺に追い込んだベアトリスを許していなかったが、再会したことでベアトリスの古い秘密を知る。正反対の性格を持つ2人が互いを受け入れ、失われた30年の月日が埋まっていく様を描く。「ヴィオレット ある作家の肖像」「セラフィーヌの庭」で、女性の生き様を丁寧に映し出したマルタン・プロボが監督と脚本を兼ねた。
「カトリーヌ・ドヌーブ ポスター展」は、東京・シネスイッチ銀座で開催中(12月下旬まで)。「ルージュの手紙」は、12月9日から同館ほか全国で順次公開。