「鋼の錬金術師」USプレミアが開催!現地のファンの反応は?
2017年11月21日 12:00

[映画.com ニュース]「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が主演を務め、荒川弘氏の人気コミックを実写映画化した「鋼の錬金術師」のUSプレミアが11月19日(現地時間)に米ニューヨークで開催中のポップカルチャーの祭典「Anime NYC」で開催され、メガホンをとった曽利文彦監督がファンの前で舞台挨拶を行った。
山田に加えて本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、國村隼、夏菜、大泉洋、佐藤隆太、小日向文世、松雪泰子らが結集。物質を変化させる“錬金術”が中心の世界を舞台に、失った母を生き返らせるため人体錬成の禁忌を犯したエド(山田)&アル(水石亜飛夢)兄弟が、絶大な力を秘めた賢者の石を求め旅する姿を描く。既に世界190カ国以上での公開が決定している。
この日のチケットは発売直後に完売、1500人収容の会場には早朝からコスプレに身を包んだファンで埋め尽くされたという。観客から声援を浴びた曽利監督は、「日本以外で観客の皆さんに映画を見てもらえる機会が、大好きなニューヨークであることをとてもうれしく感じています。もともと原作のファンでしたので、この原作の核にある兄弟愛や友情、大切な仲間との絆などを表現したいと思いました。原作は西洋が舞台ですが、作品に込められたメッセージはとても日本的ですので、荒川先生が伝えたかったメッセージが必ず詰まっていると思います。たくさんの方に集まっていただき、本当にありがとうございます。ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。
さらに、山田と荒川氏からのビデオメッセージが上映され、「何といっても兄弟愛がみどころ。どんなことがあっても弟のアルの身体を取り戻すのは自分しかいないと強く思う、ぶれないエドの格好良さを見てほしい」(山田)、「兄弟愛の部分と錬金術師の葛藤は原作にくらべて膨らまして描かれています。私は映画を見てそこにぐっときましたので、ぜひ注目して見ていただきたいです」(荒川氏)とのコメントが流れると、観客は歓声で応えていた。
上映中は、オープニングから拍手喝さいが起こり、その後も原作の名シーンを再現したやり取りや迫力のアクション、キャラクターの登場シーン一つひとつに歓声が飛んだ。さらに、エドとアルの絆を描いたシーンでは涙を流す観客の姿も見られ、さながら“応援上映”のような盛り上がりを見せた。
上映後のファンたちは、「今まで見た実写映画の中で1番良かった! この映画が日本で作られて本当に良かった!」「涙が出る場面が多く、とても感動した。映画を見た後には、ハガレンのアニメを見たときと同じような気持ちになって本当にうれしかった!」「こんな気持ちは初めて! 曽利監督、本当にありがとうございます」と口々に絶賛。
観客の反応を見届けた曽利監督は、「西洋人の設定を日本人で演じているので、アメリカの人にどう受け取られるのか正直とてもプレッシャーだったんですが、皆さんがこの映画を心から楽しんでくれて本当にほっとしました。表層ではなく、“ハガレン”のストーリーのコアな部分を深く理解してくれているファンが多く、とても感動しました。荒川先生が書かれたストーリーが日本だけでなく世界中で共感を呼んでいることを改めて実感しましたね。映画が終わった後の鳴り止まない拍手を生涯忘れることはないです」と感激の面持ちで語った。
「鋼の錬金術師」は、12月1日から全国公開。
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