黒沢清監督、夏帆ら「予兆」のキャストに賛辞「俳優がすげえで十分伝わる」
2017年11月11日 12:45

[映画.com ニュース] 黒沢清監督が11月11日、最新作「予兆 散歩する侵略者 劇場版」が封切られた東京・新宿ピカデリーで出演の夏帆、染谷将太、東出昌大と初日舞台挨拶を行った。
9月に公開された黒沢監督の「散歩する侵略者」と同じ日時に別の街では何が起こっていたかというアナザーストーリーのWOWOWのドラマ(全5話)だったが、視聴者からの反響を受けて“映画化”が決定。自ら再編集し、音響もドルビーデジタル5.1chにアップグレードさせた黒沢監督は、「長いキャリアの中でも、立て続けに2作が公開されるのは初めて。携わった関係者のおかげで、感無量です」と喜びをかみしめた。
夏帆と染谷も、「撮影中から映画にしたいねという話をしていたので、とてもうれしい」と声をそろえる。侵略者と対じする役どころの夏帆は、「特別な力がある、君しか地球を救えないと言われますが、それより夫や日常を守りたいという気持ちを大事にして演じました」、その夫役の染谷も「男らしい弱さが感じられ、弱いのにいきがっちゃうみたいなところは普通にやればそうなるかなと思った」と振り返った。
侵略する側の東出は、「宇宙人にはなったことがないが、目的がはっきりした人物なので難しいというよりは気持ち的にはすがすがしかった」と笑顔。2人と同様に映画化を心待ちにし、上映中に誰にも告げず客席後方でこっそり見ていたそうで、舞台裏では「どこに行ったんだ」と騒動になったという。夏帆と染谷も、「誘われなかった」と恨めしそうな表情を向け、東出を苦笑させた。
黒沢監督は、「ほぼ3人だけで2時間以上ある作品ですが、この3人、すごくないですか?映画は、すごい俳優が3人いればでき上がってしまうことを実感した映画です」とキャストを絶賛。そして、「久しぶりに、ただ面白い映画を作ろうというシンプルな意図で作った。いい原作があり、脚本も素晴らしく、スタッフも最大限の力を発揮してくれた。見終わって言葉にしづらいと思うが、とにかく俳優がすげえと伝えてくれれば十分です」と自信のほどをアピールしていた。
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