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「おじいちゃん、死んじゃったって。」第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門出品!

2017年9月27日 10:00

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本ポスター画像
本ポスター画像
(C)2017「おじいちゃん、死んじゃ ったって。」製作委員会

[映画.com ニュース] 若手女優・岸井ゆきの初主演映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」が、第30回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)で、インディペンデント作品や若手クリエイターの発掘を目的とする日本映画スプラッシュ部門に出品されることが決定。あわせて、本予告と、“おいじいちゃん”の遺影とともにほほ笑む家族写真を撮るシーンを収めた本ポスター画像がお披露目された。

映画は、祖父の葬儀をきっかけに、それぞれ事情を抱えた家族が本音をさらけ出すことで、未来へ踏み出していく物語。春野吉子(岸井)が彼氏とのセックスを中断して鳴り続ける電話をとると、それは、祖父の訃報だった。久々に集合した祖父の3人の子どもたちは、その死を悲しむひまもなく葬儀の準備に追われ、きょうだいゲンカがはじめてしまう。CM演出で注目を集める森ガキ侑大監督が長編デビューを果たした。

このほど公開された本予告映像は、吉子が3きょうだいの次男である父・清二に祖父の訃報を知らせるシーンからスタート。葬儀の手配や祖母の老人ホーム探しを事務的にこなしていく清二と、その様子に苛立ちを募らせる長男・昭夫、東京で成功し、「独身なのだって、自分で選んでそうしてるの!」と感情を爆発させる長女・薫の3人は、葬儀にを前にぶつかり合っていく。

さらに、祖父の死に際に自分がセックスをしていたことへの罪悪感にさいなまれる吉子や、昭夫の娘で奔放な女子高生だが、寂しげな本音をつぶやく千春といった孫たちの苦悩が描かれている。映像の最後には、「せめて葬式が終わるまで、幸せな家族のふりをしような」と昭夫がつぶやき、厄介だけれど愛おしい家族の姿を浮かび上がらせる仕上がりとなっている。

おじいちゃん、死んじゃったって。」は、清二役を光石研、昭夫役を岩松了、薫役を水野美紀、昭夫の妻・ふみ江役を美保純、千春役を小野花梨が演じている。11月4日から東京・テアトル新宿、大阪・テアトル梅田、熊本・Denkikanほかで全国公開。

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