「死刑台のエレベーター」「突然炎のごとく」の仏女優ジャンヌ・モローさん死去
2017年8月1日 11:30

[映画.com ニュース] 60年以上にわたり活躍した仏映画界のスター、ジャンヌ・モローさんが89歳で死去した。英BBCによれば、7月31日にパリの自宅で亡くなった状態で発見された。
モローさんは1928年にパリで、フランス人のレストラン経営者の父、英オールダム出身のコーラスダンサーの母との間に生まれた。父の反対を押し切って演技の道へ進み、ルイ・マル監督「死刑台のエレベーター(1958)」に主演して一躍、人気女優に。マル監督「恋人たち(1958)」でベネチア国際映画祭女優賞を受賞、ピーター・ブルック監督「雨のしのび逢い」でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。
ミケランジェロ・アントニオーニ監督「夜」、ジョセフ・ロージー監督「エヴァの匂い」、ヌーヴェルヴァーグの旗手フランソワ・トリュフォー監督「突然炎のごとく(1962)」「黒衣の花嫁」に主演し、ハスキーな声と官能的な存在感で多くの映画ファンを魅了。ほかにも、オーソン・ウェルズ、ルイス・ブニュエル、エリア・カザン、ビム・ベンダースといった偉大な監督たちからラブコールを受けた。1992年には「海を渡るジャンヌ」でセザール賞主演女優賞を受賞。また、カンヌ、ベルリン、ベネチア、BAFTA映画祭で功労賞を受賞した。
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