海を渡るジャンヌ

劇場公開日

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解説

世界を渡り歩く女詐欺師の恋と冒険を描くラブ・ファンタジー。一九九二年度セザール賞主演女優賞授賞作。監督は本作が日本初登場となる「ナイジェリア内戦 ビアラフ最後の日」(V)のロマン・エヌマン。製作はジェラール・ジュルデュイ。フランスの作家サン・アントニオの小説をもとに、エヌマンとドミニク・ルレが脚本を執筆。撮影は「ショコラ」のロベール・アラズラキ、音楽は「熱砂に抱かれて」のフィリップ・サルドが担当。主演は「こうのとり、たちずさんで」のジャンヌ・モロー。他に「死への逃避行」のミシェル・セロー、「仕立て屋の恋」のリュック・テュイリエらが共演。

1991年製作/フランス
原題:La Vieille Qui Marchanit Dans La Mer
配給:デラ・コーポレーション

ストーリー

詐欺師のレディM(ジャンヌ・モロー)は、南の島に関節炎の治療に来ている。今日も、島の若者ランベール(リュック・テュイリエ)の腕を借りて波間を歩く。海から戻りレディMは指輪がないことに気付く。ランベールが抜き取っていたのだ。レディMは永年の共犯者ポンピリウス(ミシェル・セロー)と共に、ランベールを訪れ、「一緒に来てみない? 冒険は嫌い?」と囁く。初仕事は無事終わったが、ランベールの勝手な行動を見かねたレディMは彼を教育するのだった。レディMは次の大仕事をランベールに任せる。彼は難なくマハラジャ陛下の冠を盗み、レディMは誉めたたえる。それに嫉妬したポンピリウスは出ていくが「君と離れては生きていけない」と戻ってくる。その夜、レディMはランベールに「あなたを私の相続人に決めたわ。お願い……私と寝て」と囁く。結局、彼はベッドの隣で眠れぬ夜を過ごすのだった。ランベールは魅力的な女性ノエミ(ジェラルディーヌ・ダノン)と親しくなる。それを見てレディMはふたりのセックスを隠しカメラで撮り、ノエミを招いたディナーの時に披露する。ノエミはあまりのことにショックを受け、パリに帰ってしまった。ある日突然、別荘に探偵が訪ねてくる。冠を返してほしいというのだ。レディMはとっさにポンピリウスを犯人にする。彼はこの裏切りがもとで自殺してしまう。レディMはすぐにランベールとパリに発った。次の大仕事の前にランベールはノエミと会い、レディMに真実の愛を見つけたと告げる。そして宝石密売人から見事にダイヤを奪い取ったふたりはパリを後にした。大仕事を終えたレディMは今まで以上の大仕事の計画を打ち明ける。彼女は驚くランベールに「あなたに恋して引退すると思った? おばかさん」といって、キスするのだった。

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