意味深な長澤まさみ&松田龍平、必死の長谷川博己…「散歩する侵略者」メインビジュアル公開
2017年7月14日 08:00

[映画.com ニュース]長澤まさみと松田龍平が初共演し、第70回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品された黒沢清監督作「散歩する侵略者」のメインビジュアルが、このほど完成した。
劇作家・演出家の前川知大氏率いる「イキウメ」が2006年に初演した舞台を原作にしたエンターテインメント大作。数日間の行方不明の後、夫が別人のようになって帰ってきたことから、不可思議な現象や一家惨殺事件が次々と発生し、世界が崩壊していくさまを描く。松田と長澤が夫婦役を務め、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉(アンジャッシュ)、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史、長谷川博己といった黒沢作品の常連俳優も含んだオールスターキャストが集結した。世界21カ国での公開が決定している。
メインビジュアルには、複雑な表情を浮かべて海岸にたたずみ、変わりゆく世界を見つめる真治(松田)、鳴海(長澤)夫妻が上部に描かれ、下部には一家惨殺事件を追うジャーナリストの桜井(長谷川博己)が必死に何かを訴えている姿が切り取られている。静ひつな上部と混乱をうかがわせる下部のギャップが印象的なデザインとなる。画像の左上には暗雲が立ち込め、日常が侵されていく様子が象徴されている。サスペンス、アクション、ラブストーリーと多様な要素が含まれているとされる本作だが、「世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。」というキャッチコピーからは、夫婦の切ないドラマが予想される。
「散歩する侵略者」は、9月9日から全国公開。
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