「ドラゴン・タトゥーの女」「ミッション:インポッシブル」の俳優ミカエル・ニクビストさん死去
2017年6月28日 12:55
[映画.com ニュース]大ヒット映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」や「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」「ジョン・ウィック」などで知られるスウェーデン出身の俳優ミカエル・ニクビストさんが、6月27日、肺がんのため死去した。56歳だった。
ニクビストさんは、1980年代から90年代にかけてスウェーデンの舞台・映画に出演し、ルーカス・ムーディソン監督(「リリア 4-ever」)による2000年のスウェーデン映画「エヴァとステファンとすてきな家族」で注目を集めた。
2004年のケイ・ポラック監督作「歓びを歌にのせて」では、心身を病み第一線から退く指揮者を演じて、同作はアカデミー賞外国語映画賞にノミネート。その後、ベストセラー小説を映画化したスウェーデン版「ミレニアム」シリーズ3作で主人公のジャーナリスト、ミカエル・ブルムクヴィスト役を演じ、天才ハッカー役の女優ノオミ・ラパスとともに世界的にブレイクした。
また、トム・クルーズ主演のシリーズ第4作「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」ではイーサン・ハントの敵カート・ヘンドリクス役を、キアヌ・リーブス主演「ジョン・ウィック」ではロシアンマフィアのボスを演じた。
ニクビストさんの死にあたり、家族は「ミカエルの喜びと情熱は、彼を知る人、彼を愛する人たちみんなに伝わっていました。素晴らしい魅力、個性の持ち主で、芸術に対する彼の愛情は、ともに仕事をした人々の心に触れました」とコメントを発表している。