夭逝の俳人・住宅顕信描く「ずぶぬれて犬ころ」主演は気鋭の若手・木口健太
2017年6月23日 12:45

[映画.com ニュース] ドキュメンタリー映画「船、山にのぼる」「モバイルハウスのつくりかた」の本田孝義監督が初の劇映画に挑む「ずぶぬれて犬ころ」の主役・住宅(すみたく)顕信役に、「傀儡(かいらい)」「64 ロクヨン」前後編の木口健太が決まった。
同映画は25歳で夭逝した岡山県出身の俳人、住宅顕信の人生を、現代に生きる、いじめられっ子の中学生(森安奏太)の目線から描くもの。メインキャストは6月初旬に東京での面接、岡山でオーディションを開催して、キャスティング。ほかに、仁科貴が顕信の父・勝元、田中美里がもう一人の主人公である中学生の母役を演じる。
主演に決まった木口は1988年8月22日、茨城生まれ。篠崎誠監督の「SHARING」(2014)に出演。「おんなのこきらい」(2014)では森川葵の相手役を演じた注目株だ。「僕の人生をすべてかけても到底敵わないかもしれません。だからこそ、御本人や、御本人と関わられたすべての方々に恥じることがないよう誠心誠意向き合おうと思います。1人でも多くの方に住宅顕信という1人の人間の魂を観て頂きたいです」と意気込んだ。

本田監督は木口らの起用について、「住宅顕信の熱、脆さ、繊細さを表現できると思いました。また、全ての役も充実したキャスティングができたと思います。今まで脚本の文字の上でしかなかったキャラクターに血が通い始めたように思います。ロケ地など、まだ決まってないことはいっぱいありますが、必ずいい映画にしたい」と話している。

スタッフ陣では、「人のセックスを笑うな」「ニシノユキヒコの恋と冒険」の鈴木昭彦氏が撮影監督、「あらかじめ決められた恋人たちへ」の池永正二氏が音楽を担当する。
映画はクラウドファンディングサイト「モーション・ギャラリー」で7月28日まで製作支援を募り、9月、岡山県内で撮影予定。来年、公開を目指している。
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