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香川照之、盟友ポン・ジュノ監督への愛が爆発!「自分に大打撃を与えてくれた」

2017年6月22日 22:30

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再会に喜び爆発
再会に喜び爆発

[映画.com ニュース] Netflixオリジナル映画「オクジャ okja」を引っさげて来日中のポン・ジュノ監督とキャストのアン・ソヒョンが6月22日、東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催された本作のプレミア試写会に参加した。イベントには、スペシャルゲストとして俳優の香川照之と子役の小林星蘭ちゃんも駆けつけ、2人を歓迎した。

ブラッド・ピットの映画製作会社プランBが手がけた同作は、多国籍企業から追われる“オクジャ”という巨大生物を、少女・ミジャ(アン・ソヒョン)が危険を冒しながら守る姿を描いたSFドラマ。ティルダ・スウィントンポール・ダノジェイク・ギレンホールら豪華ハリウッド俳優が出演している。

東京を舞台にした3つの物語が描かれる「TOKYO!」(2008)のジュノ監督による1編「シェイキング東京」で主演を務めた香川は「僕の人生に大打撃を与えてくれた監督が何人かいますが、ジュノ監督はその筆頭ともいえる方。『これが映画だ』というものを教えてくれた」と久々の再会に喜びの声。さらにジュノ監督作「殺人の追憶」をきっかけに「ソン・ガンホさんからドロップキックをくらうまでは俳優を辞められない」と考えていた香川に、ジュノ監督は「シェイキング東京」の現場で思わぬバースデイサプライズを敢行していたようだ。「ジュノ監督が『誕生日プレゼントがある』と言って、ソン・ガンホさんを連れてきてくれて。濃密な時間を朝まで過ごしましたね」と述懐していた。

ジュノ監督作品の魅力を改めて問われた香川は「“ポンティール”と言われるほどディティールにこだわられていますが、一方で僕が注目しているのは“大きさ”。大きなショット、大きなスケールの中で、ピンセットを使うように細かい作業を行っている」と回答。さらに「オクジャ okja」については「ファーストカットの意味が気になる」「日本語を喋る登場人物が出ていましたが、韓国の役者さんでした。アフレコをされていたはず。あの役をやりたかったな(笑)」と隅から隅まで分析済。その指摘に対して感心しきりのジュノ監督は「お会いして10年が経ちますが、まるで昨日仕事したばかりのような感覚。(香川とは)10カ月以内に仕事をしたいですね」と思いの丈を述べていた。

「香川とソヒョンの共演で映画をつくるなら?」という質問が飛び出すと、ジュノ監督は「香川さんは東京に住んでいるホームレス」と思わぬ配役。会場は爆笑に包まれたが、香川は「もう俺には見えた!」と自信満々の様子だった。そして「東京へ旅行にきたソヒョン扮する少女とホームレスが出会い、友情を育んでいく」「(ホームレスは)実は遺産を相続している大金持ち。少女がその遺産に関わる秘密をひも解いていく」というストーリーラインが語られると、香川は「僕がソン・ガンホさんにドロップキックされるシーンは入っていますか?」とボケ倒して笑いを誘っていた。

オクジャ okja」は、6月29日からNetflixで全世界同時オンラインストリーミング開始。

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