松たか子「アナ雪」エルサ以来のアニメ声優!「打ち上げ花火」で広瀬すず“母”に
2017年6月12日 05:00

[映画.com ニュース] 女優の松たか子が、長編アニメーション映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」に声優として出演を果たしていることが明らかになった。息吹を注ぎ込むのは、主人公の中学生・及川なずな(広瀬すず)の母親役。松にとっては興行収入255億円を記録し、日本歴代興行収入ランキング第3位という歴史的大ヒット作「アナと雪の女王」日本語吹き替え版でエルサの声を務めて以来の、アニメ映画参加となる。
今作は、岩井俊二監督(「リップヴァンウィンクルの花嫁」)の名を世に知らしめた同名傑作ドラマに、脚本を担当する大根仁(「モテキ」「バクマン。」)が現代的な要素を加え、長編ならではの壮大な物語を構築。そして、独創性あふれる演出と映像表現で知られる新房昭之総監督(「魔法少女まどか☆マギカ」)のもと、「千と千尋の神隠し」などの原画を手がけてきた竹内宣之が監督を務め、アニメーション制作を「<物語>シリーズ」のシャフトが担っている。
広瀬、菅田将暉、宮野真守の出演が発表されていた同作だが、“次なる一手”は映画、ドラマ、舞台と八面六臂の活躍を続ける松の存在だった。岩井監督の「四月物語」(1998)で映画初主演を飾り、瑞々しい女学生を演じた松が約20年の時を経て、今度は岩井作品原作のアニメ映画に主人公の母親として参加する点は見逃せない。
当初は「私でいいんでしょうか?」と思ったそうだが、「岩井さんのストーリー、大根さんの脚本はまさに『青春!』で、新しい作品の小さな力になれたら、と思い受けさせて頂きました」と胸中を告白。劇中では、母親の再婚に反発するなずなが駆け落ちを企て、同級生の典道(菅田)を誘う…という展開のなかで、恋と冒険を繰り広げる2人にとっては大きな壁となる存在だ。それだけに、「今回“なずなの母親”を演じる上で、なずなが家を出て行きたくなるような母親になれればと。でも、どこか似ている母娘の姿が伝わったら、と思い演じました。アフレコでは、『なずな!』というセリフの言い方を新房監督に色々と教えて頂きながら、名前を呼び続けました」と振り返る。
新房総監督は、「マイクの前で声を発しているのに、あたかも実際にそこにいるかのような迫力を感じ、声だけでなく全身で芝居をして頂いていました。やっぱりすごいんだ…と感動」と絶賛。プロデューサーの川村元気氏も、「僕自身は映画『告白』以来の松さんとのお仕事でしたが、新しい表現を魔法のように繰り出す松さんに今回も圧倒されました」とコメントを寄せている。
映画は、“夏休みのある1日”を幾度も繰り返すなかで、中学生の少年少女がたどり着く運命を描く。「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」という話題でクラスメイトが盛り上がるなか、典道は思いを寄せるクラスのアイドル・なずなに「かけおち」しようと誘われる。母親に連れ戻されてしまうなずなの姿を見ているだけで、助けることが出来なかった典道はもどかしさから、なずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。すると、いつの間にか連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた。
なお今作には、花澤香菜、浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴が出演していることも発表された。「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、8月18日から全国で公開。
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