松坂桃李&松山ケンイチ、吉高由里子5年ぶりの主演作「ユリゴコロ」でキーパーソンに
2017年4月10日 10:00
[映画.com ニュース] 吉高由里子が「僕等がいた 前篇・後篇」以来5年ぶりに映画主演を務める「ユリゴコロ」の公開日が9月23日に決定し、あわせて追加キャストが発表された。吉高が演じる殺人者と深く関わるキーパーソン2人に松坂桃李と松山ケンイチ、そのほか、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江の出演がわかった。
「君に届け」「近キョリ恋愛」などを手がけた熊澤尚人監督がメガホンをとる本作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかる氏の同名ミステリー小説を実写化。余命わずかな男の書斎で、一冊のノートが発見された。そこにつづられていたのは、殺人者の告白文。殺人という行為を心のよりどころとして生きていた主人公・美紗子(吉高)、そして彼女を取り巻く人々の壮絶な運命を、過去と未来を交錯させながら描く。
キャストの配役は、父の書斎から見つけたノートの秘密に迫っていく亮介役を松坂、美紗子と運命的な出会いを果たす洋介役を松山が演じている。美紗子の友人・みつ子役を佐津川、若かりし頃の美紗子役を清原、亮介と婚約しながらも姿を消してしまう千絵役を清野、そして木村が千絵の元同僚で、彼女から亮介への伝言を託された謎多き女性・細谷役に扮している。
殺人者の記憶がつづられたノートに運命を狂わされていく亮介を演じる松坂は「非常に不思議な本でした。ミステリーでもあるけれど人間ドラマとしても深いところをえぐってくる。完成するまで『こういう作品だ』と言いきれないんじゃないかと思いました」と原作の魅力を説明。沼田氏の原作小説を基にした「彼女がその名を知らない鳥たち」への出演も決まっていることから「深い“縁”を感じました」と告白している。
「暖かく、柔和で、暗くなりがちな役柄を演じるのは久しぶりだった」と語る松山は「自分の中のステレオタイプ」を参考にしながら役づくりを行ったようだ。そして、吉高との念願の共演、「親指さがし」以来2度目のタッグとなる熊澤監督との作品づくりに喜び、「僕自身大好きな90年代の映画の匂いのする作品」と本作を評して完成を心待ちにしているようだ。
吉高、松山、佐津川、清原が登場するノートにつづられた物語を描くパートは既に撮了。熊澤監督は、かねてから絶大な信頼を寄せる松山が「想像を超える柔軟性」で難役に挑む姿を目の当たりにしたようだ。そして、松坂、木村、清野が登場するシークエンスの撮影を6月下旬に控えており「(松坂は)香りたつ芝居の出来る、今、最も一緒に仕事をしたい俳優さんだったので、今から撮影が楽しみです」とコメントを寄せている。「ユリゴコロ」は、8月下旬完成予定。9月23日から全国順次公開。
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