【国内映画ランキング】「ソードアート・オンライン」が首位デビュー、「一週間フレンズ」は3位スタート
2017年2月20日 19:18
[映画.com ニュース] 2月18~19日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。全世界シリーズ累計1900万部発行の川原礫によるライトノベルが原作で、書き下ろしの完全新作ストーリーを映画化したアニメ「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」が、初登場1位デビューを果たした。全国151スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員30万8376人、興収4億2576万2760円を記録。アニメ映画で週末に動員と興収で1位獲得は「君の名は。」以来となる。客層は、中高生の男女グループからカップル、30代から40代の小説・アニメファンまでと幅広く、全国の劇場で満席の回が続出。1スクリーンあたりのアベレージは282万円と高稼働しており、最終興収25億円以上が見込める好スタートを切った。
新作では他に、葉月抹茶の人気漫画を川口春奈と山崎賢人の主演で実写映画化した青春ラブストーリー「一週間フレンズ」が3位にランクイン。全国305スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員12万5000人、興収1億5300万円を記録した。この成績は、昨年興収14.2億円をあげた山崎賢人主演の「四月は君の嘘」の興収比62.4%となっており、まずは興収10億円が当面の目標となりそうだ。
2位は「相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」で、週末2日間で動員18万人、興収2億2700万円をあげて好調をキープ。公開から9日間で累計動員は80万人を突破した。矢口史靖監督「サバイバルファミリー」は4位で、5位にティム・バートン監督「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」が続いている。
9位の「この世界の片隅に」は上映スクリーン数が301まで増え、15週連続で10位以内をキープ。累計動員は166万人、興収は21.6億円を突破。昨年公開のアニメ「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」(興収21.5億円)、「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」(興収21.1億円)を抜き、邦画の2016年年間興収10位「映画 聲の形」(興収23億円)に迫っている。