菅田将暉×桐谷健太W主演で「火花」映画化!板尾創路監督に又吉は全幅の信頼
2017年2月14日 05:00
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[映画.com ニュース] 第153回芥川賞を受賞した「ピース」の又吉直樹の純文学作品「火花」が板尾創路監督のメガホンで映画化されることになり、菅田将暉と桐谷健太がダブル主演することが明らかになった。auのCM「三太郎」シリーズの“鬼ちゃん”と“浦ちゃん”でおなじみの2人。ともに大阪出身であるだけに、関西弁のセリフや漫才シーンにも大きな期待が寄せられることになりそうだ。
累計発行部数253万部(文庫初版部数を加えると283万部)を突破する同名原作は、漫才の世界で結果を出せず底辺でくすぶる徳永と強い信念を持つ先輩芸人・神谷が出会い、現実の壁にはばまれ、才能と葛藤しながら歩み続ける青春物語。2016年に廣木隆一総監督のもとNetflixでドラマ化された際には、林遣都が徳永、波岡一喜が神谷を演じた。映画版では徳永役の菅田、神谷役の桐谷のほか、神谷の恋人・真樹を木村文乃、徳永とコンビを組む「スパークス」のツッコミ担当・山下を「2丁拳銃」の川谷修士、神谷の相方で「あほんだら」のツッコミ担当・大林を三浦誠己が扮する。
映画版を手がけることになったのは、又吉の大先輩でもある板尾監督。これまでに「板尾創路の脱獄王」「月光ノ仮面」を監督しており、平山秀幸監督や是枝裕和監督らからも演出を高く評価されている。豊田利晃監督(「青い春」「クローズEXPLODE」)と共同で執筆した脚本は“難産”だったようで、「語りを画にして登場人物の思いを観客に届けるのが、私の今回の一番の仕事だと思い半年かけて脚本を作った」という。それだけに自信をのぞかせ、キャスティングに関しては「関西出身のドリームキャストで何の心配もしていません。最終的に『スパークス』と『あほんだら』という2組の漫才コンビを誕生させ、M1グランプリに出場させたいです」と話している。
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芸人を演じることになった菅田は「人を笑わす、この痛みがないと生きていけないとすら思っています」というほどのお笑い好き。だからこそ「自分にとって神様であり、日常である芸人さんを演じるという事にものすごく怖さがある」ことも認める。それでも、「板尾さんと出会って、なんかもうどうでも良くなりました。だって、こんなにおもろそうな座組。原作。そして聞いたら芸人さんあるあるだと言うじゃないですか。知りたい。そんな欲求がある事をおゆるしください。ただ好きなものに邁進して良いという許可が下りたので、この度マイクスタンド1本のステージに立たせて頂きます」と思いのたけを吐露した。
一方の桐谷も、“笑い”に対する思いは負けていない。「幼い頃から、人を笑かして笑顔と笑い声が生まれた時のエネルギーが大好きでした。同時に、ウケへんかったら…という底知れぬ恐怖を感じ、眠れない夜も何度もありました。人に笑ってもらえる最上の喜びと、この上ない困難さ。それを生業とする芸人さんは狂気の沙汰。怪物です。そんな世界に生きようとする、愛おしい男たちの物語。役者が芸人を演じるのではなく、芸人を生きます。あーコワ」。
ドラマ化に続き、映画化が決まった又吉だが、「『火花』は自分の作品ではありますが、舞台に立ったすべての芸人、それを支えてくださった多くの人たちが大切に共有していた風景を、たまたま僕が書かせてもらっただけだと思っています」と謙虚な姿勢を崩さない。そして、「その風景を子どもの頃から尊敬している板尾さんに預かっていただけることが嬉しくてなりません」と喜びをあらわにする。さらに「菅田将暉さん、桐谷健太さん、木村文乃さん、お三方とも僕にとって色気と才気が爆発している特別な俳優さんです。そして、2丁拳銃・修士さん、俳優の三浦誠己さん。昔からお世話になっている大好きな先輩なので心強いです。なぜでしょう。監督、脚本、俳優、優しいけれど喧嘩が強い方々ばかりが揃った印象です。ドキドキしてきました」と興奮を隠しきれない様子だ。
「火花」は、11月に全国で公開。
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