月光ノ仮面
劇場公開日 2012年1月14日
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解説
板尾創路が「板尾創路の脱獄王」に続き監督した第2作。敗戦の色濃い昭和22年、戦死したと伝えられた落語家の森乃家うさぎが顔を包帯で包み、一切の記憶をなくして戻ってくる。戦前は人気、実力ともに認められ、将来を期待されていた森乃家だったが、いまはただ空ろな口調で得意だった落語「粗忽長屋」をつぶやくことしかできず……。共演は浅野忠信、石原さとみら。
2011年製作/102分/G/日本
配給:角川映画
劇場公開日 2012年1月14日
板尾創路が「板尾創路の脱獄王」に続き監督した第2作。敗戦の色濃い昭和22年、戦死したと伝えられた落語家の森乃家うさぎが顔を包帯で包み、一切の記憶をなくして戻ってくる。戦前は人気、実力ともに認められ、将来を期待されていた森乃家だったが、いまはただ空ろな口調で得意だった落語「粗忽長屋」をつぶやくことしかできず……。共演は浅野忠信、石原さとみら。
2011年製作/102分/G/日本
配給:角川映画
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2012年4月1日この映画は上映当時一度観ていて、好感が持てるといった程度の感想だったが、最近になって板尾監督第1作「脱獄王」を初めて観た事により、監督2作目となる本作は、一作目からの伸びしろを感じさせる完成度の高い作品であった事を再認識した。
高いレベルでうまくまとまっており、そもそもの古典落語から着想したというプロットも斬新で、珠宝の発想だと言える。前田吟、浅野忠信、石原さとみ、カラテカの宮部など、俳優の力を引き出していて監督としての力量も感じさせる。また主人公が無口なキャラの場合、作劇上登場人物とのやり取りに無理が生じがちなものだが、その点においては北野武よりも優れている。
松本人志は一作目が点、二作目で線、三作目で面となると言っていたが、自身は大した成果を出せなかった。しかし板尾創路の監督作品の場合、本二作目において、線としての立派な成果を出したと言える。その後の監督作は又吉原作の「火花」という企画モノであるため、本来的な意味での板尾監督3作目は現時点でまだ作られていない状態だと言え、よしもとが監督としての板尾に長らく投資をしておらず、映画をプロデュースする上での審美眼に欠けている事が残念だ。もっと映画監督板尾に投資すべき。
本作の時点において、板尾創路は映画作家としての自己を確立していると言える。「板尾の絵」といったようなオリジナリティは、現時点ではまだ明確になっていないと受け止められるが、次回作があるなら、それだけの品格を備えた次元の映画監督に成りおおせる期待が持てる。
★本作の残念だった点
【画質加工】
初見の時、作品の本質を見抜けずスルーしてしまったのは、画質の加工がキツすぎだからだと思う。擬似銀残しのようなセピア調の画質加工がされていて、あまりにパッケージングされたような印象が強まってしまい、作品の臨場感を削ぐ結果になっていたと思う。加工のコンセプトは恐らく満月の夜が続く町という異様さを醸すためだったのだろうと思うが、それは結果的に作品を埋没させる事に寄与してしまっている。前作「脱獄王」はまるでVTRのような稚拙な画質が特徴的だったが、それが板尾のナチュラルな結果論なら、無理な加工をするよりそのまま貫徹した方がいい。
【Dr.中松と遊女】
Dr.中松と遊女のシークエンスには結論も、本筋との関連性も明確に描写されていない。またこのような作劇はリンチ作品ほどの強いインパクトでもないため、作中の必然性に欠け、観ていて納得ができない。
解釈として、遊女は尋常ならざる、連夜満月が照らす町から、尋常なる世界への逃亡を図ろうとしていたと受け止められる。また板尾演じる男はその手助けをしていたと受け止められるので、満月をキーとした根拠付け、関連付けの作劇をして欲しかった。
【人力車を轢く男】
この登場人物にも何の説明もないが、異様さの点において、連夜満月が照らす町と何らかの連動性があったと思われる。遊女が満月を疑う存在なら、この男は満月の異様さを受容している存在だと受け止められる。そのような作劇の補完をして欲しかった。
【連夜満月が続く異様さ】
この異様さという要素が、作中では表現不足で、裏設定のようにされていたのが残念だった。
申し訳ありません。何とか内容を理解しようと努力したのですが。意図や何を表現されたかったのかまったくわかりませんでした。
これって、コメディだよね、なんて、思うほど面白くないし、展開も演出も最低レベル。
こんな映画に石原さとみや浅野忠信などの凄いキャストが出ていたことが驚愕。
監督、主演の板尾はダウンタウンの一の子分で、女子中学生と不純なことして山P以下なのに、おとがめなしで、こんな映画を作っている、あほかいな、観てる自分もあほかいな、ほんまかいな、泣きたいな、そんな映画でした、みんな地雷を踏まないでね、ちゃんちゃん。
途中、何度も寝てしまった。展開は“成りすまし”をいかに面白く見せるか?なんだろうけど、戦友との友情物語なのか、戦争に対する鬱憤を晴らすものなのか、さっぱり掴めず。まぁ、婚約者だった石原さとみとの関係も釈然とせず、落語的な面白さを感じながらも、終始ぶつぶつ言ってるのが何なのか、聞きたくもなかったけど気になった・・・
最後は寄席にカムバックして、マシンガンをぶっ放す新うさぎ(板尾)。しかし、そのまたラストで本物のうさぎ(浅野忠信)が生きていたことを考えると、すべて彼の妄想なのか?これがしっかりしたストーリーだと論議を呼ぶところだが、大した作品ではないので、それはないだろ。
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