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樋口真嗣、来日した「キングコング」監督の“オタク度”に太鼓判「彼は本物」

2017年2月7日 17:00

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日本版ポスターを手がけた “怪獣絵師”開田裕治氏とともに
日本版ポスターを手がけた “怪獣絵師”開田裕治氏とともに

[映画.com ニュース] キングコングの起源を描く超大作「キングコング 髑髏島の巨神」のメガホンをとったジョーダン・ボート=ロバーツ監督が来日。2月7日に東京・新宿ピカデリーで行われたプレゼンテーションイベントに出席し、映画監督の樋口真嗣と対談を行った。

トム・ヒドルストンブリー・ラーソンサミュエル・L・ジャクソンジョン・C・ライリージョン・グッドマンら実力派が結集。舞台は1973年。未知の生物を求めて未開の島・髑髏島に潜入した調査遠征隊が、キングコングをはじめとした巨大生物たちに遭遇し、決死のサバイバルに身を投じる。

ロバーツ監督自ら「僕のオタク要素をふんだんに入れてある」と語る本作は、日本の特撮、アニメ、ゲーム、漫画といった要素が盛り込まれている。イベントでは、世界に先駆けて「冒頭映像」「コングとの遭遇シーン」「クリーチャーの登場シーン」「トカゲ型クリーチャーとのバトルシーン」という計4種類のフッテージ映像が上映されたが、ロバーツ監督は各クリーチャーのデザインについて「ポイントは、宮崎駿監督作品に出てくるようなもの。精神性があり美しく、パワフルなものを目指した。(トカゲについては)顔が白くて皮膚が黒い。『千と千尋の神隠し』のカオナシや『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒サキエルをほうふつとさせるね」と嬉々として語る。本作に登場するコングは体長31.6メートルと巨体だが「『ゴジラと戦わせたいんでしょ?』と言われるが、それだけじゃないんだ。見上げたときに『神だ』と思うサイズを意識しているんだよ。(日本発の人気ゲーム)『ワンダと巨像』に感じるような威厳をね」と相当な日本通ぶりを発揮した。

樋口監督と対面すると、少年のような表情になったロバーツ監督。劇中に登場する日本兵グンペイ・イカリ(MIYAVI)の役名がゲームボーイの生みの親である故横井軍平さん、「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公・碇シンジから取ったのではないか、と樋口監督から指摘されると「指摘いただいたのは初めてです」と照れ笑いを浮かべた。ロバーツ監督のオタクぶりに「彼は本物」と目を細めた樋口監督は、本作の感想を「予想にたがわぬ『地獄の黙示録』っぷり。僕ら世代は怪獣映画を卒業したら『地獄の黙示録』ですから。こんな大好物をありがとうございます」と激賞。「これは正統派の怪獣映画。映画ってこういう感じという美学が貫かれている。シンパシーを感じます」とほほ笑んだ。

一方のロバーツ監督は、樋口監督の「シン・ゴジラ」を「大傑作。樋口監督が『シン・ゴジラ』で成し遂げたことを僕も本作でやろうとしたんだ。つまり、ゴジラを新しく、より面白く、今までと違うものにしたということ。(作品については)官僚制の縦割り社会のアホらしさがツボだったよ!」と褒めちぎった。イベントでは、“怪獣絵師”開田裕治氏による日本版ポスターも披露され、「素晴らしい! (自宅の)壁に死ぬまで飾りたい」(ロバーツ監督)、「ワーナーさん、わかってる!」(樋口監督)と両監督から絶賛を浴びていた。

キングコング 髑髏島の巨神」は、3月25日から全国公開。

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