香港の名匠ダンテ・ラムが自転車レース描く「疾風スプリンター」17年1月公開決定
2016年9月26日 17:30

[映画.com ニュース] 香港アクション映画の名匠ダンテ・ラム監督が自転車ロードレースを題材に撮り上げた「破風」が、「疾風スプリンター」の邦題で、2017年1月から新宿武蔵野館ほか全国で公開されることが決まった。
漫画とアニメで人気を博す「弱虫ペダル」や、映画「パンターニ 海賊と呼ばれたサイクリスト」「疑惑のチャンピオン」などの公開により、盛り上がりを見せつつあるロードレースの世界を題材に、「激戦 ハート・オブ・ファイト」などで知られるラム監督が、プロのロードレーサーたちの熱い生きざまを描いた。キャストには、エディ・ポン、ショーン・ドウ、チェ・シウォンといった台湾、中国、韓国を代表する人気俳優たちが顔をそろえている。
チョン・ジウォンをエースとする自転車ロードレースチームの強豪「チーム・ラディアント」に、アシストとして所属することになったチウ・ミンとティエン。エースの座を目指して切磋琢磨する2人とジウォンの3人は力を合わせ、ライバルチームの妨害にもひるまず台湾各地で連戦を繰り広げていたが、やがて資金難のためチームの運営がままならなくなる。ジウォン、ミン、ティエンの3人は、それぞれ別のチームへ転属し、各チームのエースとして競い合うことになる。
プロゆえの葛藤や苦悩、栄光と挫折を浮き彫りにしたドラマを軸に、手に汗握る壮絶で圧倒的なレースシーンが連続。スタントは使わずに、俳優たちが自ら演じることにこだわったことで生まれたリアリティが、臨場感や緊迫感を増幅させている。
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