足立紳初監督作「14の夜」で「キュウソネコカミ」が映画初主題歌
2016年9月12日 19:30

[映画.com ニュース] 「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳の初監督作「14(じゅうし)の夜」の主題歌を、ロックバンド「キュウソネコカミ」が担当することが決まった。同バンドにとって、これが初の映画主題歌となる。
「14の夜」は、1980年代の田舎町を舞台に、性への妄想に夢中な中学生タカシと友人たちが、AV女優・よくしまる今日子のサイン会が開催されることを知ったことから始まる青春物語。「百円の恋」同様の足立監督によるオリジナル脚本作品で、主人公タカシ役にはオーディションで新人・犬飼直紀を抜てき。光石研、濱田マリ、門脇麦ら実力派が共演する。
主題歌となる楽曲「わかってんだよ」は、ボロボロの青春をエモーショナルに歌い上げた一曲で、「キュウソネコカミ」のライブではすでに何度か披露されている。ボーカル兼ギターのヤマサキセイヤは、映画の脚本を読み「特に目立てない学生時代、今もイケてる奴より冴えない生き方や考え方、諸々ひっくるめてキュウソネコカミのスタイルに、僕の人生に重なり、すぐに出来ました」と、主人公タカシの生き様に共感を覚えた様子。主題歌オファーを受けた際に「別件ですごく落ち込んでいた」と言い、「揺れ動いた心、悔しくて苦しい気持ちをそのまま曲にぶち込みました。この曲は、ウケようとか、良く思われようとか、一切無しのガチです。映画のおかげで、僕らにとっても、大切な曲を作る事が出来ました」と曲に込めた思いを語っている。
そんな同楽曲を、足立監督も絶賛しており、「主題歌だけが良すぎて浮いているパターンの映画になってしまうのではと不安になった。もうちょい良くない歌にできませんかとお願いしたいくらいだったが、とにかくこの歌に少しでも迫れる映画にしよう。じゃないと俺が恥かく。この歳でもう恥はかきたくないどうしようどうしよう、と思いながらこの映画を作った」と大いに刺激を受けた様子だ。
映画は12月下旬公開。主題歌「わかってんだよ」は、「キュウソネコカミ」の3rdシングルとして10月26日に発売される。
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