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松山ケンイチが伝説の棋士を熱演する「聖の青春」主題歌を秦基博が書き下ろし

2016年9月2日 07:00

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秦基博が「聖の青春」の主題歌を書き下ろし
秦基博が「聖の青春」の主題歌を書き下ろし
(C)2016「聖の青春」製作委員会

[映画.com ニュース] 1998年に29歳の若さで死去した天才棋士・村山聖さんを松山ケンイチが演じる映画「聖の青春」の主題歌を、歌手の秦基博が担当することが決まった。あわせて、秦の歌う主題歌「終わりのない空」 が流れる予告編と新ビジュアルが完成した。

第13回新潮学芸賞を受賞した大崎善生氏の小説を映画化する同作は、難病「ネフローゼ」を患いながらも将棋に生涯を捧げ、29歳の若さで死去した村山さんの激動の人生を描くヒューマンドラマ。松山が主人公・村山聖を熱演し、東出昌大が村山さんの最大のライバル・羽生善治に扮しているほか、染谷将太リリー・フランキー竹下景子安田顕ら豪華キャストが共演。「ひゃくはち」「宇宙兄弟」の森義隆監督がメガホンをとった。

主題歌「終わりのない空」は、アニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」がロングランヒットを記録した秦が、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山さんの生涯に感銘を受け、映画のために書き下ろした新曲。今年5月ごろに完成直前の映像を見てから曲をイメージし、当時開催中だった全国ツアーの移動中に原作を読みながら歌詞の構想を練っていったという。秦は「サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。』という言葉から汲み取った想いを込めています」と楽曲について語っている。

そんな秦の思いが込められた主題歌の流れる予告編は、「西の怪童」と称された天才棋士・村山聖が、最大のライバル羽生善治と死闘を繰り広げる一方、医師からガンを宣告され、短い人生を全力で駆け抜けていく生き様を凝縮し、「どう死ぬか、どう生きるか」という映画のテーマを見る者に問いかける映像になっている。

聖の青春」は11月19日全国公開。10月25日から開催される第29回東京国際映画祭では、クロージング作品として上映される。

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