「斉木楠雄のΨ難」実写化、主演は山崎賢人!福田雄一監督と“相思相愛タッグ”
2016年8月1日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の山崎賢人が、麻生周一氏の人気漫画を実写映画化する「斉木楠雄のΨ難」に主演することがわかった。メガホンをとるのは、映画「銀魂」の監督&脚本を務める福田雄一監督。互いに「自分が監督するなら、どうしても山崎賢人で!」「福田監督作品の大ファン」という2人が、“相思相愛タッグ”を組む。
「ヒロイン失格」「orange オレンジ」「オオカミ少女と黒王子」「四月は君の嘘」「一週間フレンズ。」など、漫画原作の実写化に数多く出演する山崎が、今度はサイキック学園ギャグコメディに挑む。2012年から「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されている同名人気コミックを基に、最強の超能力を持ってしまったばかりに、災難に巻き込まれ続ける高校生・斉木楠雄(山崎)の日々を描く。
原作者の麻生氏は、映画化に際して「ぜひとも福田監督で」と熱望。もともと原作ファンだった福田監督は快諾し、山崎も福田監督からのオファーを受け主演が決まった。一方で15年6月の映画化発表以来、続報が一切なかったことに対し、麻生氏は「主演も監督も決まっていたはずなのに、全く発表しないもんだから、正直僕も『あっ消えたな』って思いました」と振り返った。
それでも麻生氏は、「映画化はとても嬉しく思っております」と改めて歓喜。しかし、福田監督がジャンプ誌上で肩を並べる「銀魂」も手がけているだけに、「僕も『銀魂』くらいサクサク発表したかった……。ていうか監督一緒じゃん!!」と指摘し、「誌面で見て思わず『これのせいかァァァァァァ!!』ってツッコミましたけど違いますよね? 『銀魂』の片手間でやったりしませんよね?」と問いかけている。
一方の福田監督は、「(昨年の)発表のときに、監督をやらせていただくことは決まっていました。大人の事情で黙っていました」と語り、「その間に『銀魂』の発表があるなんて『斉木楠雄! ジャンプ内での権力がないのかっ!?』と。『集英社っ! 明らかに発表のタイミング、間違ったよね!?』と。そんなことを思ったりもしました」と告白する。そして「でも僕には関係ありません!」と断言し、「原作ファンのみなさまにも楽しんでいただけるよう、精一杯がんばりたいと思います! なんつってもこれの脚本、『銀魂』よりはるかに前に上がってましたからっ! 決して二股とかじゃないんでっ!」と釈明した。
さらに福田監督は、「HK 変態仮面」シリーズを含め、3度目のジャンプ作品実写化に挑むプレッシャーを吐露しながらも、「とにかく笑えるギャグ映画に仕上げたいと思います! 銀もピンクも頑張りますよ」と意気込む。また、山崎を「本来、ツンデレとかじゃないのです! めっちゃおもろい男なのです! そして緑のメガネが似合います!」と評している。
映画「斉木楠雄のΨ難」は、2016年秋にクランクインし、17年に公開予定。
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