玉木宏、真山仁「売国」ドラマ化に主演!検事役でテレ東&社会派作品に初挑戦
2016年7月20日 07:00
[映画.com ニュース]俳優・玉木宏が、作家・真山仁氏の小説「売国」をテレビ東京がスペシャルドラマ化する「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」に主演していることがわかった。検事に扮し、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」以来、民放ドラマに初出演。さらにテレ東ドラマ、社会派作品にも初挑戦となる。
ベストセラー「ハゲタカ」シリーズで知られる真山氏が、作家生活10周年を記念して執筆した社会派長編小説「売国」を、民放で初めてドラマ化。東京地検特捜部に異動した気鋭の検事・冨永真一と、宇宙航空研究センターで働く若き研究者・八反田遥の生き様を通じ、「正義」「夢」というテーマを壮大なスケールで描く。
「あさが来た」で世の女性を虜にした玉木が、今作では親友の失踪を機に、宇宙開発にまつわる疑獄事件に巻き込まれる冨永を演じる。「今だからこそ、僕自身の年齢に近く、重厚な検事という役が頂けたのだと思います」と時の流れに思いを馳せ、初めて尽くしの役どころに「冨永は30代後半で、年齢は重ねているけれども、検事として特捜部に移ったばかりで、どこか初々しさがあって……。そういった年齢的な若さではない初々しさを演じていきたいです」と意欲をのぞかせた。
また真山氏の作品は、その重厚な物語から“映像化困難”と称されており、玉木は本企画を「非常にチャレンジング」「テレビ東京だからこそ、できる」と語る。原作から変更された設定もあるそうだが、「大きな軸は変わることなく、原作にあった『正義』と『夢』というテーマはしっかり掲げられると思います」と請け合い、「『悪』を知ることにより『正義』を知る。『悪』に視点を当てた本作品をご覧頂くことで、『正義』とはなにかということをよく考えていただけると思います」と明かした。
原作者・真山氏は、「私にとって『売国』は特別な作品です」といい、「『ハゲタカ』シリーズのライバルになるシリーズを生み出したいと願い、知恵を絞り、徹底した取材と試行錯誤を重ねて誕生したからです」とコメントを寄せる。映像化のオファーを受けた際を「本当に感激しました」と振り返り、「どこまでも静かでありながら、己の胸の内に秘めた揺るがない正義で巨悪に立ち向かう冨永真一と、宇宙に夢を馳せ、研究とプロジェクトに没頭する八反田遥が映像でどのように光り輝くのか楽しみです」と期待を込めた。
テレビ東京スペシャルドラマ「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」は、脚本を映画「電車男」「ボクの妻と結婚してください。」の金子ありさが執筆し、演出を映画「沈まぬ太陽」「柘榴坂の仇討」の若松節朗監督が手がける。キャスト陣は順次発表。2016年に放送を予定している。
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