マーゴット・ロビー主演「トーニャ・ハーディング」映画にクレイグ・ギレスピー監督
2016年6月27日 12:00

[映画.com ニュース] 1994年のリレハンメル五輪直前の「ナンシー・ケリガン襲撃事件」で罪に問われた、アメリカの元フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画「I,Tonya」が進行中だが、監督に「ラースと、その彼女」「ザ・ブリザード」のクレイグ・ギレスピーが起用された。
すでにハーディング役には、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のマーゴット・ロビーが決定している。その他のキャストは未定。
米オレゴン州ポートランドの貧しい家庭に育ったハーディングは、91年の世界選手権で2位に入るなど、アメリカを代表するフィギュアスケーターとして活躍していた。しかし、94年のリレハンメル五輪の代表選考会となった全米選手権の会場で、ライバルだったケリガンが何者かに襲われ、ひざにケガをした事件に関与していたことが発覚。リレハンメルでは、ケガを乗り越えて出場したケリガンが銀メダルに輝く一方で、ハーディングは精神的に崩れて醜態をさらしたうえに8位に終わった。
オリンピック後は、服役こそしなかったものの、全米スケート協会から過去のメダルや権利を剥奪され、スケーター生命は終わりを告げた。その後、歌や女優、ボクシングや格闘技などに挑戦するも、いずれのキャリアもパッとせずに終わっている。現在は1児の母として普通の生活を送っているという。
スティーブン・ロジャースが脚本を執筆し、ロビーとブライアン・アンクレスが共同でプロデュースを手がける。ロビーがヒロインのジェーンを演じる、アレクサンダー・スカルスガルド主演の「ターザン:REBORN」は7月30日公開。
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