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「ビリギャル」那須田淳プロデューサー、藤本賞に感慨「ヒットさせる自信あった」

2016年6月17日 14:30

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映画プロデューサーの功績を称える「第35回藤本賞」
映画プロデューサーの功績を称える「第35回藤本賞」

[映画.com ニュース]映画プロデューサーの功績を称える「第35回藤本賞」の授賞式が6月17日、都内のホテルで行われた。「映画ビリギャル」の那須田淳進藤淳一両氏が同賞を受賞。「海街diary」の松崎薫氏、「バクマン。」の川村元気氏が同特別賞、「恋人たち」の深田誠剛小野仁史両氏が同奨励賞に輝いた。

偏差値の低い女子高生が、現役で慶応大に合格したノンフィクションを、有村架純主演で映画化した「映画ビリギャル」は興収28億4000万円の大ヒット。那須田氏は、「合格するのが分かっている話を誰が見るんだという話もあったが、ヒットさせる自信はあった。悩みは尽きず、心が揺らぐこともあったが、若い人をターゲットにするということは最後までぶれなかった」と感慨に浸った。

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川村氏は、2011年に「告白」、「悪人」で藤本賞を受賞した当時を振り返り、「次に何をやろうかと途方に暮れていた時に、少年ジャンプの名作漫画に出合った。ちょうど『モテキ』を撮影中で、大根仁監督にバカバカしくて楽しい映画を作りたいとお願いした」と述懐。9月17日公開の「怒り」も手掛けており、「エンタテインメントに徹した作品が評価されてうれしい。次の作品につなげていけるよう、頑張っていきたい」と新たな意欲を見せた。

昨年の映画賞を席巻した「恋人たち」は、橋口亮輔監督や主演の篠原篤成嶋瞳子池田良も駆け付け祝福。深田氏は、「監督の作家性を最大限に尊重したことが、多くの方に届いたと思う。感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ話していた。


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