「サッカーの王様」誕生の裏に隠された真実…「ペレ 伝説の誕生」7月8日公開決定
2016年4月21日 08:00

[映画.com ニュース] 「サッカーの王様」として知られるブラジルの元サッカー選手ペレを描いた映画「ペレ 伝説の誕生」が、7月8日からTOHOシネマズシャンテほかで全国公開されることが決まった。
1950年、優勝確実と言われた自国開催のFIFAワールドカップで優勝を逃したブラジル代表チームに、ブラジル国民は絶望する。スラムで育った少年ペレは、母国チームの敗退にショックを隠せない父に「僕がブラジルをW杯で優勝させる」と約束する。そして58年のW杯スウェーデン大会。プロチーム入団からわずか18カ月後の17歳のペレが、崩壊寸前だったブラジル代表を救い、優勝へと導いていく。
同大会でペレの付けていた背番号「10」は、これをきっかけにエースナンバーとみなされるようになり、世界中の憧れとなる。しかし、そんなペレの偉業には、知られざる真実が隠されていた。その真実のドラマを、リオデジャネイロのスラム街を切り取ったドキュメンタリー「ファヴェーラの丘」で高い評価を受けたジェフ・ジンバリストとマイケル・ジンバリストの兄弟監督が描き出した。
その他のスタッフも、音楽に「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー作曲賞を受賞したA・R・ラフマーン、撮影に「ブラック・スワン」でアカデミー撮影賞にノミネートされたマシュー・リバティーク、製作にアカデミー賞受賞作「ビューティフル・マインド」で知られる名プロデューサーのブライアン・グレイザーと実力派の布陣。そして、ペレ本人も製作総指揮に名を連ねている。
公開決定にあわせて予告編とポスターが完成した。ボールもスパイクも持たない貧しい少年が、友情と家族愛を支えに絶望を希望へと変えていく様子が映し出され、その過程でペレが選択する「“禁じられた切り札”とは何か」を強調し、期待をあおる映像とビジュアルになっている。
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