篠山紀信、渡辺謙ら豪華キャスト×李相日監督「怒り」ポスターを“渾身の”撮り下ろし!
2016年4月13日 05:00

[映画.com ニュース] 日本映画界を代表するオールスターキャストが結集した李相日監督作「怒り」のポスタービジュアルが、このほど完成した。日本写真界の巨匠・篠山紀信が撮り下ろし、渡辺謙、綾野剛、松山ケンイチ、広瀬すず、森山未來、宮崎あおい、妻夫木聡の7人が役に没入するそのままの表情を活写した、渾身の仕上がりとなっている。
三島由紀夫、山口百恵、宮沢りえ、ジョン・レノン&オノ・ヨーコら、「時代の顔」ともいえる人物たちの“一瞬”を焼き付けてきた篠山が、写真家人生で初めて映画とコラボレーション。「これまで俳優を撮影することがあっても、役を引きずったままの役者をスタジオで撮影をするのは初めての経験で、面白く、贅沢な時間でした」と語り、「スタジオで撮影しているのに、どこかドキュメンタリーのようで、今まで何度も撮影している役者の見たことのない顏を撮影できたと思います。これだけの役者が集まってくると、不思議な力が湧いてくるポスターになったと思います」と会心の手応えを明かした。
「フラガール」「許されざる者」の李監督が、「悪人」に続き吉田修一氏の問題作を映画化。「怒」という血文字を残したまま未解決となった東京・八王子の殺人事件を機に、日本中に疑念が蔓延し、人間の“信じたい”感情にゆがみを与えていくさまを、千葉、東京、沖縄に住む3組の人々の群像劇として描く。佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴らが脇を固めている。
「悪人」製作チームのもと、日本トップクラスの俳優陣が結集しただけに、川村元気プロデューサーは映画完成前から「世界からも注目と喝さいを浴びる作品が生まれる。『怒り』の公開は、ひとつの事件になる」と確信。篠山に撮影を依頼する際、化学反応を引き起こし、さらなる高みへ昇華させるため「“俳優7人”ではなく“登場人物7人”を撮ってほしい。俳優ではなく役のままの顔が見たい」と伝えた。熱烈な思いを受け快諾した篠山は、俳優の顔に宿る“役”をとらえるべく、ポスター撮影を本編撮影中の早朝や深夜、終了直後の都内スタジオで敢行。刺激的な雰囲気が場を包み込み、篠山をはじめ、スタッフや被写体となる俳優陣から「こんな顔、見たことがない」という声が漏れた。
千葉の漁港で暮らす洋平役の渡辺は、「ロケ現場に向かう前、早朝の六本木のスタジオに私はいた、漁協で働く格好に長靴を履いて。カメラは篠山紀信氏、今までも何度も撮って頂いている。6分ほどで終了する」と振り返り、「ファインダーをのぞく紀信さんが『見たことない顔だなあ』と。嬉しい言葉を頂いた!」と歓喜する。そして川村プロデューサーも、「俳優たちも、篠山さんなら、ということで撮影中にスタジオまで来て、役のままで撮影に応じてくれました。果たして、見事な『七人の怒り』が、そこに写し出されたと思っています」と自信をみなぎらせている。
また4月13日の午前10時から、映画公式HP(http://www.ikari-movie.com/)で予告・特報映像が初披露されている。「怒り」は、9月17日に全国で公開。
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