マシュー・マコノヒー、青木ヶ原樹海が舞台の「追憶の森」は「生きる勇気を与えてくれる映画」
2016年4月7日 17:00

[映画.com ニュース] 「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013)のオスカー俳優マシュー・マコノヒーが、渡辺謙、ナオミ・ワッツと共演した「追憶の森」について語った。
舞台は、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海。人生を終わらせるべく樹海を訪れたアメリカ人アーサー(マコノヒー)は、失業して生きる気力を失い、家族を残して樹海をひとりでさまよう日本人タクミ(渡辺)と出会う。2人は共に樹海を歩くなかで次第に仲を深めていき、やがてアーサーは樹海への旅を決意させた自分の過去を語り始める。
本作では実際に青木ヶ原樹海でも撮影が行われているが、マコノヒーは“自殺の名所”として世界に知られている同所を「たくさんの人が、死ぬつもりでそこに行き、実際に自殺する。実に興味深いよ」と語る。同時に「ひどく気味の悪い写真やエピソードがいくつもある」と言及するが、本作はあくまで「生きる勇気を与えてくれる映画だ」という。
本作では、アーサーが樹海で過ごすうちに生について考えていくさまを描いているが、マコノヒーはさらに、渡辺が演じるタクミとの出会いが自らの役どころに大きな役割をもたらすと解説する。「アーサーは、タクミがそこに来た理由をくだらないと思う。妻も、家族もいるのに樹海に来たのは、失業したからだっていうのか? アーサーは、自分の理由の方が本当のように感じる。だが結局彼が悟るのは、自分には“本当の理由”なんてないということだ。むしろ彼には生きるための理由があって、それはストーリーの最後に明らかになるんだよ」。
「追憶の森」は、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)、「ミルク」(08)などで知られるガス・バン・サント監督がメガホン。脚本はクリス・スパーリングが手がけており、米ハリウッドの業界人が製作前の優秀脚本を決定する「ブラックリスト」の13年版に選出されている。4月29日から全国公開。
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