是枝裕和監督に第8回伊丹十三賞!映像作家としての姿勢が受賞理由
2016年3月14日 16:19

[映画.com ニュース] 映画監督の是枝裕和氏が、第8回伊丹十三賞を受賞した。伊丹十三賞選考委員会は、「映画監督が映画産業のなかのひとつの役割にすぎなくなりつつある時代に、みずから独立したシステムをつくり、構想、脚本、キャスティング、演出、編集までを一貫して手放さない、映像作家としての姿勢、その成果に」と授賞理由を発表している。
是枝監督は早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。2014年に独立し、「分福」を立ち上げる。主な監督作に「ワンダフルライフ」、「誰も知らない」(主演の柳楽優弥がカンヌ映画祭史上最年少で最優秀男優賞を受賞)、「歩いても 歩いても」、「海街diary」など。「そして父になる」は、第66回カンヌ映画祭で審査員賞を受賞。最新作「海よりもまだ深く」が、5月21日に公開を控えている。
受賞の報を受けた是枝監督は、「伊丹十三賞という名前は僕にとって特別なものです。伊丹さんご自身もその志に共感して深く関わられていたテレビマンユニオンに僕も27年在籍していましたし、伊丹さんがそこで今野勉さんたちと作られたテレビ史において特筆に価する斬新で、軽妙で、それでいてテレビの本質を鋭くえぐった番組群は、僕自身がテレビについて考える上で最大の指針になりました」とコメントを発表。さらに「今回、その特別な名前のついた賞を頂けるのは大変光栄ですし、作品そのものだけではなく、それと向き合う姿勢や、組織のあり方も含め評価を頂いたのが、何より嬉しいことで、周りのスタッフも共に喜んでくれると思います。本当にありがとうございました」と締めくくっている。
なお、同賞の選考委員は周防正行、中村好文、平松洋子、南伸坊が務め、贈賞年の前年1月1日~12月31日の帰還に発表された作品などの業績を対象としている。過去に糸井重里、タモリ、内田樹、森本千絵、池上彰、リリー・フランキー、新井敏記が受賞。贈呈式は、4月14日午後6時から東京・六本木の国際文化会館で開催される予定。
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