「チェブラーシカ」の監督による人形アニメ「ちえりとチェリー」、今夏から東京公開
2016年3月13日 08:00

[映画.com ニュース] 2010年に公開された劇場版「チェブラーシカ」で、ロシアの国民的パペットアニメを27年ぶりに復活させた中村誠監督が手がけたパペットアニメ「ちえりとチェリー」が、東京・ユーロスペースで公開されることが決定した。東日本大震災を受け製作された本作は、岩手、宮城、福島の被災した3県を皮切りに、これまでに日本各地でスローシネマ上映や自主上映会を行ってきた。
震災後の子どもたちに“命の大切さ”と“想像力の可能性”というメッセージを伝えるべく製作された本作は、父を亡くした少女の心の成長を描く。父の葬儀の日に蔵で見つけたぬいぐるみのチェリーだけが友だちの小学6年生の少女・ちえりが、東北の祖母の家で空想交じりの大冒険を繰り広げる。ロシア本国のオリジナル版「チェブラーシカ」や「ミトン」の美術監督を担当したレオニード・シュワルツマンら実力派スタッフが、想像力豊かなちえりの空想の数々をファンタジックな映像で映し出す。
声優キャストは、ちえりを「ジュエルペット てぃんくる☆」「さくら荘のペットな彼女」で知られる声優・高森奈津美、チェリーを俳優で歌手の星野源が務めるほか、尾野真千子、栗田貫一、田中敦子、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」ら多彩な顔ぶれがそろう。パペットアニメの声優は初挑戦だったという星野は、「中村監督、ちえり役の高森さん、そして出演者の皆さんと一緒に、すごく楽しく、収録をすることができました。『ちえりとチェリー』はすごくかわいく、すごく感動できるお話になっていると思います」とコメントを寄せている。
「ちえりとチェリー」は、今夏にユーロスペースで公開後、大阪、名古屋で公開予定。劇場版「チェブラーシカ」に続き、中村監督が再び「チェブラーシカ」シリーズをオリジナルストーリーで撮りあげた短編アニメ「チェブラーシカ 動物園へ行く」が同時上映される。
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