野口健、「エベレスト 3D」を見て「朝まで一睡もできなかった」
2016年3月6日 08:00

[映画.com ニュース]七大陸最高峰登頂の最年少記録を樹立し、現在はエベレストや富士山の清掃活動を通して、環境問題に取り組むアルピニストの野口健氏が、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」に出演。1996年にエベレストで発生した大量遭難事故を描いた「エベレスト 3D」(2015)について、「自分もあの登山隊に参加し、初のエベレスト挑戦になるはずだった」と秘話を披露している。
「出発まで2カ月を切ったタイミングで、『いやだな…』という根拠のないモヤモヤに襲われた」と振り返る野口氏。すでにスポンサーから資金援助を受けていたが、最終的に出発の1年延期を決断した。一方、「エベレスト 3D」が描く通り、女性登山家の難波康子さんが下山途中に遭難し、帰らぬ人となった。野口氏自身は1999年、3度目の挑戦でエベレストの登頂に成功。「自分が目にした、死の世界そのままが描かれている。防衛本能で封印していた記憶が引き出され、映画を見た後、朝方まで一睡もできなかったほど」と同作のリアリティに声を震わせた。
木村大作が撮影を手がけた「八甲田山」(1977)、西田敏行が主演を務めた「植村直己物語」(1986)も野口氏らしいセレクションだ。特に「植村直己物語」は、「10代の頃、今できることは何だろうと悩み、生き方に救いを求めていた自分にとって、人生の分岐点だった」と強い思い入れ。収録では西田と対面し聞いたという同作の撮影エピソードや、亡き植村さんの妻・公子さんとの親交について語っている。
主演ロバート・デ・ニーロの役者魂に「肉体を使って、人間の半生を表現するすごさを感じた」という「レイジング・ブル」(1981)。また、幼少期を海外で過ごしたからこそ、「226」(1989)が描く日本特有の美学に強くひかれたという。映画史に残る名作「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989)を語る際には、当時高校生だった野口氏の淡く切ない初恋の思い出も明かされる。
キリマンジャロ登頂に成功した若き日の野口氏が、山頂に置いてきた“思い出の品”とは……。CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」では毎回、ゲストのかけがえのない“映画体験”と、それにまつわる人生エピソードを紹介。「この映画が観たい野口健のオールタイム・ベスト」は、3月7日午後11時からムービープラスで初回放送予定。
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