「ヤバイよ!ヤバイよ!」出川哲朗、強風の中で「ザ・ウォーク」“空中歩行”に挑戦!
2016年1月20日 17:00
[映画.com ニュース] 1974年当時、世界最高峰だった米ニューヨークのワールドトレードセンターのビル間にワイヤーを張り、その上を渡った男の実話を映画化した「ザ・ウォーク」の公開記念イベントが1月20日、都内のスタジオで行われ、同作のCMナレーションを務めたタレントの出川哲朗が“空中歩行”に挑戦した。
“リアクション芸人”として知られる出川は、地上110階(高さ411メートル)ものワールドトレードセンターの頂上を再現した本格的なセットに「お金がかかってる」と驚嘆しながらも、「クマやサメと戦ってきた僕からしたら、申し訳ないけれどビビるわけがない! 宣伝しながら(ワイヤーに見立てた足場を)渡らせていただきますよ」と豪語。“バランス棒”も投げ捨てて歩き始めたが、巨大扇風機から強風が吹きつけ、さらには無数の新聞紙やボールがぶつかってくると膝をついてしまう。
それでも「3Dがすごい!」「主人公に感銘を受けました!」と叫びながら渡り切った出川は、開口一番「ワイヤーの幅が広すぎる! 安全面を考えてくれたと思うんですが、バラエティ番組のスタッフは絶対にこんなことしない」と怒り心頭。「リアクション芸人にとって優しさはいらないんです。(主人公フィリップ・)プティは命綱なしなのに、俺はこんなで恥ずかしい……」とプライドを傷つけられた様子だったが、「本物はこんなに茶番じゃない」と猛烈アピール。「映像以上に生きざまがすごい。確実にエネルギーをもらえる映画。この映画を見て何も感じなければ、もはや人間ではない」と言い切った。
「ザ・ウォーク」は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)の名匠ロバート・ゼメキス監督がメガホン。「(500)日のサマー」(09)、「インセプション」(10)のジョセフ・ゴードン=レビットがプティを、「アイアンマン3」(13)のベン・キングズレーがプティの師匠であるサーカス団長を演じる。1月23日から全国公開。