広末涼子、日本人女優初・ハワイ国際映画祭キャリア功労賞を受賞!!
2015年11月17日 17:00
[映画.com ニュース] 女優の広末涼子が、米ハワイ・ホノルルで現在開催中の第35回ハワイ国際映画祭でキャリア功労賞を受賞した。日本人女優として同賞の初受賞を果たした広末は11月15日(現地時間)、授賞式に出席し「この場にこうして立てることを嬉しく思っています。とても興奮していて幸せな気持ちです。ありがとうございます!」と英語で喜びを語った。
キャリア功労賞は、これまでのキャリアを総括して評価された俳優に贈られる賞で、過去には渡辺謙、役所広司をはじめ、ハリウッド俳優サミュエル・L・ジャクソンらが受賞している。主演最新作「はなちゃんのみそ汁」が長編部門に出品され、同映画祭に初出席した広末は、アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」が米国内で初めて賞を受けたのがハワイ国際映画祭だったことから、「すごく幸運なイメージのある場所です」とニッコリ。さらに「『はなちゃんのみそ汁』も世界に羽ばたくことを夢見て、たくさんの方に愛される映画になるといいなと思います」と新作への思いを明かした。
同作は、ガンのため33歳で他界した安武千恵さんと家族の暮らしを、千恵さんのブログ、5歳の娘はなちゃんの手紙、夫の信吾さんの手記でつづった同名エッセイの映画化。14日(現地時間)に実施されたワールドプレミアでは、会場前に長蛇の列が出来るほどの大盛況を博し、満席となった劇場内では温かい家族の物語に涙する人が続出したという。広末は「観客の皆さまがたくさん笑ってくださり安心しました。この作品を通して、千恵さんに感謝したいです。そして、安武信吾さん、はなちゃんに出会えたことが何よりの幸せです」と笑顔を浮かべた。
映画では、結婚、妊娠、出産と人生の転機にガンと闘い、食を大切に生きてきた千恵役を広末が演じ、明るくひたむきに支える夫役の滝藤賢一、1000人を超える応募者の中から娘はな役に選ばれた演技経験ゼロの新星・赤松えみなちゃんが共演する。「ペコロスの母に会いに行く」の脚本を執筆した阿久根知昭が脚色を手がけ、長編監督デビューを果たした。12月19日から東京・テアトル新宿と福岡県内で先行公開、16年1月9日から全国公開。
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