竹内結子、中村義洋監督作で時代劇映画初挑戦!松田龍平は10年ぶり
2015年11月10日 04:00
[映画.com ニュース] 女優・竹内結子が、阿部サダヲ主演、中村義洋監督作の時代劇映画「殿、利息でござる!」に出演していることがわかった。中村監督と竹内は、「残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―」(2016年1月30日公開)に続くタッグ。竹内は「こんなに早く中村監督作品に呼んで頂けてとても嬉しく思います」と喜び、初挑戦となった時代劇映画を「メイク、衣装、美術、セットなど全てが新鮮で、和やかさと良い緊張感をもって撮影に臨むことが出来たと感じています」と明かしている。
「武士の家計簿」の原作者・磯田道史氏の著書「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編が原作。江戸時代中期、年貢の取り立てで困窮する仙台藩・吉岡宿を舞台に、造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部)と仲間たちが「殿様に大金を貸し付け、その利息をとる」という救済策を考案し、元手となる1000両(約3億円)を集めるために奮闘する姿を描いた。
竹内は、吉岡宿の人々が集う煮売り屋(飯屋)の女将で、未亡人の“とき”を演じる。町の情報を集約するハブ的な存在で、男やもめの主人公・十三郎からほのかな思いを寄せられるという役どころだ。中村監督は、ときという女性を「全登場人物中ただ一人、磯田さんの書かれた『無私の日本人』にも、その元ネタの『國恩記』(実話です!)にも登場しないキャラクターです」と説明し、「ちょうど前作の(といってもまだ公開されていませんが)『残穢』とは真逆のキャラクターになるのも魅力でしたが、あまりにも撮影が近かったため『あれ? メガネはどうしたの?』と思ってしまうのがちょっと困りモノでした」と振り返っている。
また、これまで阿部や瑛太、妻夫木聡らの出演が発表されていたが、さらなるキャストの参戦が明らかに。松田龍平が藩の財政を預かる冷酷無比な役人・萱場杢(かやば もく)を演じ、「長州ファイブ」(06)以来、約10年ぶりの時代劇映画に出演。そして、我が子を愛する肝煎・幾右衛門役に寺脇康文、武士にあこがれる純真な青年・仲内役に千葉雄大、十三郎のおじ・十兵衛役にきたろう、温泉堀りが趣味の雑穀屋・新四郎役に橋本一郎、見栄っ張りな小物問屋・善八役に中本賢、噂好きで疑り深い両替屋・寿内役に西村雅彦、十三郎の両親役に草笛光子と山崎努といった面々が顔をそろえている。
中村監督は、「今回ほどキャスティングに時間を使った映画はありません」と吐露。その一方で、各キャラの性格を「寺脇さんには『人情の人』、千葉くんには『優柔不断の人』、きたろうさんには『揺れる人』、西村さんには『名誉欲の人』、中本さんには『勘違いの人』、橋本くんには『ケチな人』というのを割り振らせて頂きました」と語り、「また皆さん、見事にハマって(ハメて)頂きました」と胸を張る。さらに、草笛と山崎の出演を切望していたといい、「現場ではため息をつきながら、(草笛が映る)モニターに見入り、ぜい沢な時間を過ごさせて頂きました」「山崎さんは、実は一番初めに決めたキャスティングです。謎の多い役なので詳細は語れませんが、原作を読み終わって3秒後には、山崎さんがファーストシーンとラストシーンに登場する、と決めて脚本を書き始めました」と話している。
「殿、利息でござる!」は、16年5月14日から全国で公開。
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