長州ファイブ

劇場公開日:2007年2月10日

解説・あらすじ

黒船来航から10年後の1863年。外国を排除しようとする攘夷の声が高まる中、命をかけてイギリスに密航し、最先端の技術や知識を学んだ5人の若者たちがいた。いずれも後の日本で大きな功績を遺すことになる彼らの青春の日々を、「地雷を踏んだらサヨウナラ」の五十嵐匠監督が鮮烈に描き出す。後に“日本工学の父”と呼ばれる山尾庸三を松田龍平が、後の初代内閣総理大臣・伊藤博文を「ウォーターボーイズ」の三浦アキフミが演じる。

2006年製作/119分/日本
配給:リベロ
劇場公開日:2007年2月10日

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(C)2007「長州ファイブ」製作委員会

映画レビュー

4.0英国シーンもチープなものでなく本格的なものでした

2025年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

長州ファイブ

2007年公開
地元の偉人などを取り上げて映画にするという地域創生の取り組みは素晴らしいと思います
本作のように地元の行政や企業の資金面などの協力を得られますし、なにより、地域の誇りを外には広く知らしめ、ひいては観光振興にもなり、内には地元の人々を長く奮起させる生きたお金の使い方になると思います
観て良かったと思えました
幕末ものが好きな方に、幕末のアナザーストーリーとしてお勧めできます
本作の描く同じ時期、京都では新撰組が活躍していたのですから

山口県の英雄長州五傑の映画です
明治の文明開花の各分野の父となった五人の長州藩士のことです
井上聞多(馨)外交の父
遠藤謹助、貨幣の父
山尾庸三、工学の父
伊藤俊輔(博文)内閣の父
野村弥吉(井上勝)鉄道の父

彼等が攘夷が盛んな幕末の1863年に長州藩から幕府には秘密で英国に留学したことを描いています

冒頭は攘夷運動の高まりの説明として1962年の生麦事件、品川の英国公使館焼き討ち事件から始まります
前半は攘夷に疑問を感じて出国するまでを描き、後半は、英国への航海と英国での日々を、描いています

英国シーンもチープなものでなく本格的なものでした
英国シーンは、松田龍平が演じた山尾を主人公にして描かれます
工場で働く聾唖の英国女性エメリーとのほのかなロマンスにはシェットランド地方の雄大な光景も挟まれます
エメリーを襲った暴漢を、山尾が剣術の腕前で棒きれを振るい撃退するシーンは松田龍平がカッコ良く引き立っています
物語は明治元年(1868年)山尾の帰国を持って終わります
どこからどこまでがフィクションかは分からないですが概ね史実に即しているそうです

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あき240

3.0幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた

2020年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2019年6月23日 長州ファイブ 鑑賞
長州五傑(長州ファイブ)と呼ばれ、幕末に長州藩から派遣されてヨーロッパに秘密留学した、井上聞多(井上馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(伊藤博文)、野村弥吉(井上勝)の5人の長州藩士の渡航前後の様子を描いた映画。

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とし

4.0松田龍平

2020年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

彼の役所のひとつである、真面目で純真、芯の強さが良く出ていた。北村有起哉もはまり役。
動の前半(北村)と静の後半(松田)の2部構成、同じ映画で歴然とわかるほど違う風合いにするのは変わっている。

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Bluetom2020

3.5蛍の光

2018年5月16日
iPhoneアプリから投稿

山尾庸三をメインに幕末の志士5人がイギリスに渡り、知識と技術を持ち帰る為に努力する姿を描いた歴史モノ。
藩に属していた若かりし頃は呼び名が違い、劇中でもその呼称を使う。伊藤博文が俊輔、井上馨が聞多、井上勝が野村弥吉。
5人で写真撮る時に最初横1列で棒立ちで並んでるんだけど、エミリーさんが写真家を待たせておいてポーズつけてあげるシーンがある。あの有名な写真がこうやって撮られたのだとしたらなんだか良いと思った。
船の上で英語を学びながらイギリスに渡り、それぞれが生きたる機械となる為に奮闘する至極真面目な作品。

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