ジョニー・デップ&カンバーバッチそろい踏み!ロンドン映画祭が大熱狂
2015年10月14日 18:25
[映画.com ニュース] 俳優のジョニー・デップとベネディクト・カンバーバッチが共演した映画「ブラック・スキャンダル」のロンドンプレミアが10月11日(現地時間)、イギリスで開催中の第59回BFIロンドン映画祭で実施された。デップとカンバーバッチはそれぞれ、妻のアンバー・ハードとソフィー・ハンターを同伴し、オデオン・レスタースクエアに用意されたレッドカーペットに登場。集まった3000人以上のファンを大熱狂させた。
米ボストンに実在するアイルランド系マフィアのボス、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーが起こした犯罪を描くもので、冷酷非情な凶悪犯に扮したデップの迫真の演技は、海外メディアから高い評価を得ている。
本作では、薄くなった頭髪をオールバックに固めたデップの姿が話題を呼んでいるが、レッドカーペットで取材に応じたデップはメイクアップアーティストとともに試行錯誤を重ねただけでなく、バルジャーが肉体的にタフな男だったことから体格をよくしたと説明。さらに「声の録音はあまり残っていなかったので、ある意味勘でやっていたが、うまくいったようだ。バルジャーの昔の仲間から手紙をもらったんだけど、かなりびびっていたみたいだよ(笑)」と“折り紙つき”であることを明らかにした。
そして、「最初の10分で映画を見ているという感覚を失うほど」観客を物語に引き込むスコット・クーパー監督の手腕を称え、「カメラをまるで人のように扱い、のぞき見しているかのように使う。カメラがあたかもひとりのキャラクターとして息をしているかのようなんだよ」と解説。「彼のアプローチはとても勇敢で、ある意味過激だったね」と称賛した。
一方、バルジャーの実弟でありながら政治家という複雑な立場にあるビリーを演じたカンバーバッチは、「僕をこの役に考えてくれていると聞いたときは、とにかく嬉しかったね」と振り返るとともに、クーパー監督への信頼を寄せ「ボストンなまりだけでなく、すべてが真のチャレンジとなったが、とても楽しいものだった」と述懐。デップとの共演については、「僕とジョニーはかなり早く固い絆を結ばなければならなかった。奥が深い題材を追求し、理解し合い、お互いをみつめる瞬間を持つことが必要だった」と明かし、デップとともに挑んだ「兄弟間の関係や心理を模索していくという作業」の成果が作品に現れていると語った。
デップ、カンバーバッチのほか、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジョエル・エドガートン、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソン、「ラブ・アゲイン」のケビン・ベーコンらが共演する。2016年1月30日に全国公開。
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