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元防衛大臣が語るドローンの弱点とは?「ドローン・オブ・ウォー」田原×森本対談開催

2015年9月15日 22:30

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(左から)キャスターの長谷川豊、田原総一朗氏、森本敏教授
(左から)キャスターの長谷川豊、田原総一朗氏、森本敏教授

[映画.com ニュース] 傑作SF「ガタカ」(1997)のアンドリュー・ニコル監督とイーサン・ホークが再びタッグを組んだ「ドローン・オブ・ウォー」の公開を控えた9月15日、東京・早稲田大学でジャーナリストの田原総一朗氏と拓殖大学の森本敏教授がトークショーを行った。

映画は、アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐(ホーク)が、ラスベガスの基地から戦闘用の無人航空機(ドローン)を操縦して敵国を空爆する任務のなかで精神を病み、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しめられるさまを、家族との関係も織り交ぜながらリアルに描く。

司会を務めた長谷川豊キャスターに本作の感想を問われた田原氏は「映画の主人公もそうだけど、(ドローンによる殺人任務が)許されるかどうかという以前に、(実際に戦地に行かずに任務を行う)ギャップに人間として耐えられなくなる」と、PTSDに苦しむ兵士を描いた「アメリカン・スナイパー」(14)との共通点を絡めてコメント。続いて、テロリストに遠隔操作で乗っ取られた巨大ヘリコプターの恐怖を描く映画「天空の蜂」を例に挙げ、「あの映画のような状況もあり得る」と危機感をあらわにした。対する森本教授は、「無人戦闘機は兵器でありながら、人間の意志が介入しない。映画を見て、人間のあり方、兵器のあり方を考えさせられた」と神妙な面持ちで語った。

元防衛大臣の肩書きも持つ森本教授は、「北朝鮮は攻撃用のドローンを300機以上は持っている。中国はそれの数倍で、ロシアもたくさん持っている。米国では来年以降ドローンを40%増加しようとしている」と、世界各地のドローン事情を解説。一方、日本国内では自衛隊が災害派遣の偵察用に無人航空機「UAV」を導入したほか、今年の4月に首相官邸にドローンが墜落した事件を受けて、9月4日には、ドローンに対して空港周辺や住宅が密集する場所の上空での飛行を禁止するという規制条件を盛り込んだ航空法改正案が、参院本会議で全会一致で可決、成立されたと紹介した。戦争そのものを根本から変えたともいえるドローンだが、森本教授はその唯一の弱点は「サイバーや電子線に弱い」ことだと語り、「妨害電波を送れば墜落する。ドローン開発とサイバー、技術と技術の戦いですね」と述べた。その後、両者は日本の安全保障について激論を繰り広げていた。

ドローン・オブ・ウォー」は、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(13)のブルース・グリーンウッド、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(15)のゾーイ・クラビッツらが脇を固める。10月1日から全国公開。

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